みなさん、こんにちは。
アダルトチルドレンだと気付いたきっかけは「生き辛さ」を感じたからではないでしょうか。
今回は、様々な「生き辛さ」について書いていきたいと思います
生き辛さとは
そもそも「生き辛さ」とは何でしょうか…
生き辛いと感じるのは、今現在のあなたをあなたが納得していない状態だと思います。
私にも経験がありますが、そんな時は自分の苦痛から逃げたくて、
もしあの人が私を理解してくれたら、私はもっと幸せなはずだ!など、周りのせいにしたり
もっと素晴らしい家庭に生まれていたら、私は幸せだったのにと環境のせいにしたりして
自分を正当化したくなりますよね。
でも、そんな事をいくら考えても変わらない。いくら憎んでも恨んでもこの環境から逃げる事は出来ない。
だからこそ、もっと辛くなる。そして、どうにもならない事を知ると自分を破壊しようと考え始めて
自分を責めてしまう。そうすることで、さらに生きづらい状態におちいってしまう。
当時、私も随分とこの感情に苦しめられてきました。
もちろん!あなた自身が悪いわけではありません。
周りが冷たかったりひどい扱いを受けたかも知れない。環境がつらかったのも事実ですよね。
でも、もう今はどうにもならない。なぜならその過去は今起きている事ではないからです。
私自身も、虐待を受けて育ちました。
だからこそ、この思いに縛られていると生きづらいことを知りました。
幼少期に起きた事は、とても辛く苦しかった事。またこれも事実です。
生きるか死ぬかをした方もいらっしゃるとおもいます。
この事実を無かったことにするのではなく、あなた自身がその時に失ったものを取り戻してあげる必要があります。
もし私はあの時に祖父から虐待を受けていなかったら、もっと私自身が素晴らしいものだと信じて生きていたかもしれません。
そして、普通に恋した相手を信じられていたかもしれません。
でも、それが起きてしまった以上。私は人を信じる事を怖れるようになったし、自分を自分で認めるのが怖くなってしまった。
そして、恋愛が上手くいかない。生活をするという事が怖くなった。
だから、どんなに無理に前向きに生きようとしても全然ダメでした。どんなに今日から変わろう!としても無理だった駄目でした。
だからこそ、私はあの時失った感情や気持ちを受け止めよう!
あの時、そして今の気持ちを大切にすることをしていきました。
生き辛さの原因は確かに過去にある。
でも、それは取り戻せるのです。
そして終わってしまった過去の囚われをずっと持って生きなくてもいいんです。
辛かった気持ちを持っているのは、今の貴方ではなく過去そのことを体験したあなたが持っているものです。
もう虐待は受けていないし、あの時のように何でも大人頼りだった子供でもない。
あなたは大人になり生き方を選択できるようになりました。だからこそ、もう必要のない価値観に苦しめられるようになったんですよね。
私自身の強すぎる「人を疑う価値観」は、大人になった私には必要がなくなった価値観です。
祖父はここにいないし、疑っている相手は祖父ではなく全然違う恋人や夫。
私の夫にも、この価値観のせいでとても辛い思いをさせたし、私自身もこんな状態が嫌で無意識に湧き上がる気持ちに押しつぶされる感覚に、自己嫌悪に陥っていました。
あなたが生きづらいのは、今納得できる生き方が出来ていない事。
過去に学んだ価値観が必要がなくなった今でも起動し続けてしまい納得できる生き方が出来ない事こそ生き辛さの原因だと思います。
不幸に感じる価値観と必要な価値観について
価値観とは何でしょうか…
人のアイデンティティは12歳頃までに形成されるといいます。
そしてその頃に学んだ経験で、大人になっても判断し、決断することが多いのです。
例えば、お天気の晴れの日はとても好きだけど、雨が大嫌いという方は
過去のデータの中に「雨は嫌なものだ」というデータが入っています。
あ母さんが「雨の日は洗濯物が乾かなくて本当に嫌になる!」としかめっ面をして雨のたびに言っていたり、 雨の日に滑って転んでビショビショになって泣いてしまったのかも知れない。
そんなデータがあるから、雨降りの日は気分が憂うつになったりするんですね。
それがあなたの価値観となり、「雨降りは嫌い」になっていきます。
もし外回りのお仕事をしていて、この価値観のせいで会社にいけなくなってしまったら
とても生きづらいですよね。
この価値観は不幸に感じる価値観という事になります。
では必要な価値観とはどういうものかというと
「雨に濡れるとビショビショになり冷たくて嫌な思いをする」という価値観は、
その価値観のお陰で「傘をさそう」と思えたり、自分を不快な思いから守ってくれる価値観ですね。
この価値観は必要な価値観なので、持っておく必要があります。
このように雨という一つの出来事でも、必要な価値観と不幸に感じる価値観が存在していますから
雨が嫌だということを変えることには、自分にとって必要か不幸に感じるのか細かく仕分けをしてみると
本当に困っている問題が何なのかに気付けたりします。
上記に書いた通り、全ての価値観があなたにとってマイナスになっているわけではないという事です。
マイナスだと感じて変えようと努力しても変えられなかったことの中に、あなたにとって大切な価値観が入っているからかもしれません。
では、この価値観の仕分けの仕方について書いていこうと思います。
自分に気付く価値観仕分けワーク
- 先ず、自分が嫌だなと感じている事を一つ上げます。
- A4ほどの紙を横にし半分に折り左側にその出来事のマイナス面を書いていきます。
この時もう出てこないという程、時間をゆっくりと取り書き出していくといいですよ。 - そして、左側が終わったら、右側にプラス面を書いていきます。
こちらももう出ない!というほど、時間をゆっくりと取り書き出していく方がいいです。
必要であれば、何日もかけてゆっくりやっても構いません。 - 次に左側に書いた事を一つづつ読み返して、感じる感情や体の感覚を感じてみます。
それをメモしていきましょう。 - この体の感覚と感情は、どのくらい前から感じていたかを直感で構わないので感じてみます。
もし分からなくても大丈夫です。 - その感覚と感情を変えようとするのではなく認めてあげるようにします。
「私はこの感覚と感情を感じている事を赦します。」
この言葉が強すぎる場合は「この感覚と感情を感じている私がいます」でも大丈夫です。 - そして、紙の右側に書き出したプラス面をマイナスを感じている自分に教えてあげると素敵ですね。
ワークはここまでです。
※ 虐待があった場合や難しいと感じる場合、強すぎる感情がある場合は必ず専門家と一緒にやりましょう。
価値観の書き換えで行っている心理療法
幼少期の記憶を書き換えたり、愛情補給をしていくのにインナーチャイルドセラピーという催眠療法をしていったり、
強すぎる自己否定感を緩めてあげたり、肯定していけるようにするパートの統合
感情を開放していくEFT(エモーショナル・フリーダム・テクニック)というエネルギー療法を施術したりしております。
代表カウンセラー 柳田 真見
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