自分に自信が持てないのは、インナーチャイルドが関係しているかもしれません
アダルトチルドレンの方は、幼少期に自分を表現することや、本音を感じることすら制限されてきた方が多くいらっしゃいます。
そのため、
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自分の感覚を信じられない
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自分の気持ちが分からない
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自分の選択に自信が持てない
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何をしても不安になる
という生きづらさにつながってしまうことがあります。
自信を持つとは、書いて字のごとく
自分を信じること です。
もし心の奥に
「私は間違っている」
という価値観があるとしたら、人生はとても不安で怖いものになりますよね。
その価値観を握っているのが、幼少期に傷ついたインナーチャイルドであることがあります。
インナーチャイルドは今もあなたに影響を与えている
インナーチャイルドとは、心の中にいる幼い頃のあなたです。
傷ついたまま、満たされないまま、今も心の奥に存在していることがあります。
そして、その存在は大人のあなたが思っている以上に、大きな影響を持っています。
「変わりたい」と何度も努力してきたのに、なぜか変われない。
頭では分かっているのに、同じところで苦しくなる。
そんな経験があるとしたら、それは今のあなたが弱いからではなく、
幼い頃に作られた価値観や心の傷が、今も働いているから かもしれません。
インナーチャイルドは、過去の価値観を持ちながらも、今もあなたを守ろうとしてくれています。
当時のあなたに必要だった方法で、今も一生懸命に守っているのです。
幼少期の立場が、大人になっても繰り返されることがある
子どもの頃の家族の中での立場や役割が、大人になってからもそのまま繰り返されることがあります。
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いつも我慢する立場になる
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人の顔色をうかがってしまう
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自分の希望が分からない
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どうせ分かってもらえないと感じる
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何を選んでも不安になる
それは、幼少期に叶えられなかったことを、今もどこかでやり直そうとしているのかもしれません。
あるいは、当時の自分を守るためのやり方を、今も続けているのかもしれません。
でも、今のあなたはもう、あの頃とは違う環境を生きています。
だからこそ、昔は必要だった価値観が、今は生きづらさになってしまうことがあるのです。
自分の好きなものが分からないMさん
私のカウンセリングに来てくださったMさんは、
「自分の好きなものや、自分のしたいことが分からない」
というお悩みを抱えていました。
Mさんは幼い頃、とても厳しく育てられたそうです。
お母さんが気に入らないことをすると無視されたり、食事を用意してもらえないこともあったと話してくださいました。
家の中には、お母さんに誰も意見を言えない空気があったそうです。
そのためMさんは、
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お母さんの期待に応えること
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お母さんが喜ぶことをすること
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顔色を見て動くこと
をずっと続けてきました。
その結果、大人になって結婚した今でも、
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自分の好きな色が分からない
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欲しいものが分からない
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何を選んでも不安になる
という状態になっていました。
Mさんは、幼い頃に抑え込んできた気持ちや、無理をして頑張ってきた思いを、大人の自分が受け止めていくことで、少しずつ自分らしさを取り戻していかれました。
このように、幼い頃に禁止されていたことや許されなかったことは、大人になってからも、自分らしく生きることを妨げてしまうことがあります。
自分を信じられないNさん
別のNさんは、
「自分に自信が持てない。どうしても自分を信じられない」
というお悩みを抱えていました。
Nさんは、うまくいきそうになると急に不安になってしまい、
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どうせまた失敗する
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私のすることはうまくいかない
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きっと空回りしてしまう
と感じてしまうのだそうです。
幼少期のお話を伺うと、こんな思い出を話してくださいました。
ある日、お母さんが大切にしていた花が折れていたので、幼いNさんはセロハンテープで一生懸命直してあげたそうです。
お母さんを喜ばせたかったのだと思います。
でも、お母さんはその姿を見て激怒しました。
その体験を通してNさんの中には、
「私のすることは、いつも空回りする」
「私は人をがっかりさせる」
という価値観ができていきました。
でも、インナーチャイルドに気持ちを向けてみると、そこにいたのは
「ただお母さんに笑ってほしかった」
という健気な思いでした。
その子に
「お花を直そうとしてくれて、ありがとう」
と声をかけてみると、とても誇らしい顔をしていたそうです。
理由を聞いてもらえず、一方的に怒られた経験が積み重なったことで、Nさんは自分を信じられなくなっていたのです。
自分を信じられないのは、心の中の記憶のせいかもしれない
私たちは、普段意識していない記憶に大きく影響されています。
それが、いわゆる潜在意識です。
潜在意識には、生まれてから今日までの経験や感情が蓄えられています。
そして、その記憶をもとに、今の行動や感じ方が決まることがあります。
たとえば、懐かしい音楽を聴いた時に、その頃の気持ちや情景がふっと浮かぶことがありますよね。
忘れていたようでも、記憶はちゃんと残っているのです。
インナーチャイルドも、そうした潜在意識の中に存在しています。
だからこそ、今の自分を苦しめているのが、過去の記憶や価値観であることがあります。
昔は必要だった価値観が、今は生きづらさになる
アダルトチルドレンの方は、愛情飢餓を抱えていることが少なくありません。
インナーチャイルドが満たされず、傷ついたまま、今も怖がっていることがあります。
その子は、もう二度と同じ悲しい思いをしないように、今もあなたを守ろうとしています。
だから、
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自分を信じない
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期待しすぎない
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本音を出さない
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先に諦める
という方法で、生き延びようとすることがあります。
当時のあなたには、その価値観が必要だったのかもしれません。
でも、今のあなたにはもう必要がなくなっていることもあります。
それなのに同じやり方を続けていると、生きづらく感じてしまうのです。
インナーチャイルドに気づくと、自分を取り戻せる
カウンセリングでは、たくさんの本音に気づいていくことがあります。
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本当はどうしたかったのか
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本当は何を感じていたのか
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どんなふうに愛されたかったのか
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どんな思いで頑張ってきたのか
そうしたことに少しずつ気づいていくと、自分の中にある健気さや優しさ、素晴らしさにも出会えるようになります。
インナーチャイルドは、あなたを苦しめる存在ではありません。
ずっと守ろうとしてくれていた、大切なあなたの一部です。
その存在に気づき、受け止めていくことで、少しずつ
自分を信じる感覚
を取り戻していくことができます。
最後に
自分に自信が持てない。
自分を信じられない。
何を選んでも不安になる。
そんな苦しさの背景には、幼い頃に傷ついたインナーチャイルドが関係していることがあります。
でも、それは今からでも、少しずつ向き合っていくことができます。
自分を変えようと無理をするのではなく、
まずは
「どうして私はこんなに不安なんだろう」
と、やさしく自分に問いかけてあげてください。
カウンセリングを通して、本音に気づき、自分の素晴らしさや健気さ、愛に出会い、自分を取り戻していくことは十分に可能です。
そのお手伝いができたら、とても嬉しく思います。
あなたにお会いできることを、心よりお待ちしております。
お電話でのお問い合わせは 055-288-0948
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