アダルトチルドレンとインナーチャイルドの関係

アダルトチルドレンは幼少期自分を表現したり、本音を感じる事すらも制限されることが多く
自分の感覚や存在を信じることが許されなかった経験を多くお持ちです。

そんな傷ついたインナーチャイルドがあなたの中で今も存在していて、生き辛さになっていたりします。自信を持つこととは、書いて字のごとく 自分を信じる事です。「私は間違っている」という価値観を持ちながら歩くのは、とても不安で怖いものですよね。

その価値観をもっているのは幼少期のインナーチャイルドです。

インナーチャイルドは大人のあなたよりも、遥かに大きな影響を持っています。

その証拠にあなたは自分を変えようと何度も努力してきたのに変えられなくて苦しかったのではないでしょうか?

 

もう一人の私こそ答えであり、あなたに大きな影響を与える存在。
その存在は過去の価値観でありながらも、幼少期に学んだことを使って、あなたを今も守ろうと健気に存在し続けています。

幼少期にあった家族関係の中の自分の位置づけが、大人になってからそのまま再現されたように繰り返されることがあります。

いつも私はこういう立場になる。こういう扱いを受ける。
それは、幼少期に叶えられなかった事をやり遂げようとしているのかも知れませんし、健気にあなたを守ろうとしているのかもしれません。

 

でも、もう今のあなたはその幼少期とは違う環境や違う人間関係の中で生活しているので、その価値観は必要なくなってきたんですね。

私のカウンセリングを受けに来て下さった方の中で、Mさんという方がいます。その方を例にみてみましょう。

 

自分の好きなものや自分のしたいことが分らない。


幼い頃、とても厳しく育てられたというMさんは、お母さんが気に入らない事をすると無視されたり
食事を用意してもらえなかったそうです。(ご本人の許可を得て掲載しております)

家族も誰もお母さんには意見すらいえない雰囲気があったと言っていました。

お母さんの期待通りだったり、望ましいことをしたときは笑顔で褒めてくれました。
だから、必死に勉強を頑張ったし、いつもお母さんの顔色ばかりをみてきました。
お母さんが私の全てを決めていたので、結婚した今でも、好きな色や好きなもの買いたいものも
よく分からなくて、どれを選んでも、不安になってしまうんです。

Mさんは、幼い頃に抑圧した気持ちや、無理して頑張った気持ちを全て大人になったMさんが受け止めてあげ、
インナーチャイルドと共に、自分の本当の気持ちや希望をかなえていくようにする事で
自分らしさを取り戻していきました。

このように、幼い頃許されなかったことや禁止されていたことは、大人になってからも影響し、自分らしく生きる事を阻害してしまいます。

もう一つの例をみてみましょう。

 

自分に自信が持てない・自分を信じられない


正直にいうと、自分でもどうしてこうなるのか分からないんです。上手くいきそうになると色々な事を不安が頭に浮かんで、上手くいかない気がしてしまうんです。

Nさんの幼少期の思い出を聞いてみると、

恥ずかしい話ですが、母の為にしてあげると怒られる事が多かったんです。母親が大切にしていた花が合ったんですが、ある日早起きしてみると折れていて、それをセロハンテープで止めてあげたんです。
母のがっかりした顔が見たくなかったのかもしれないし、母を喜ばせようとしたのかは、少しあいまいですが…
ですが、起きてきた母は激怒していました。誰がこんなことをしたんだ‼と。
私のすることは、いつも空回りしてしまうんです。

まさにその思い込みの価値観がNさんの人生を不安にさせてしまっていたんだと思います。

インナーチャイルドに会ってみるとNさんは
お母さんにただ笑って欲しかった。と言っていました。

チャイルドに「お花を直そうとしてくれて、ありがとう。」と言ってみると、とても誇らしい顔をしていたそうです。

理由を聞いてもらえず、一方的に怒られた経験を繰り返すことで、
Nさんは「自分のやることはいつも上手くいかない」と落胆したまま大人になっていき、自分を信じられなくなってしまっていたんだと気付くことが出来ました。

 

上手くいかないのは、もう一人の私がもつ記憶のせい


私たちは普段意識しない記憶で物事を決定しています。潜在意識というものです。
潜在意識は生まれてから今日までの記憶を保管していて、その記憶で現在の行動を決定しています。

その証拠に、懐かしい音楽を聴くと、その時の気持ちや感情やイメージが浮かんでくることがありますよね。

忘れているようでも、潜在意識にはちゃんと残っているんですね。
その潜在意識こそ、インナーチャイルドです。

この潜在意識の記憶を書き換える事で、この先の人生を変えていく事ができます。

マイナスの記憶をプラスの記憶に書き換えてあげることで、自分を信じられるようになったり、先に歩く力になったりします。

アダルトチルドレンは愛情飢餓が生じています。インナーチャイルドが満たされず、傷つき苦しんだままになってしまって、怖がっているのかも知れません。

あなたがもう二度と同じ悲しい思いをしないように、あなたを守ろうとしています。

あの時と違う場所で生きているあなたには必要がなくなった価値観なので、生き辛く感じてしまいますが、当時のあなたには、生きるために必要な価値観だったんですね。

 

カウンセリングで沢山の本音に気付き、自分の素晴らしさや健気さや愛に気付き自分を取り戻す事が出来るようになっていきます。

あなたにお逢いできることを心よりお待ちしております。

代表カウンセラー 柳田 真見

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