HSS型HSPとは?外向型HSPの特徴と生きづらさの理由

HSPカウンセリングでできること

HSPの生きづらさをやわらげ、自分らしく生きるために

HSPは、性格の中でも気質の部分にあたるため、変えることのできない先天的な特性です。
では、HSPはどのようにして生きづらさを和らげ、もっと自分らしく生きられるようになっていくのでしょうか。

「そもそもHSPとは?」と思われた方は、HSPについての記事も参考になさってみてください。


HSPの方が抱えやすい生きづらさ

HSPの方は、繊細な感受性を持っているために、これまでたくさん傷ついてきた経験を持っていることが多くあります。

たとえば、

  • 相手の些細な表情や言葉に深く傷ついてしまう

  • 人の感情を自分のことのように感じてしまう

  • 複雑な人間関係を見るだけでとても疲れる

  • 相手の気持ちを読みすぎてしまい、人が怖くなる

  • 自分だけ世間にうまく順応できない気がしてしまう

このようなことが積み重なると、

「自分は変なんじゃないか」
「どうしてこんなに気にしてしまうんだろう」
と、自分を責めたり、隠れるように生きてしまうことがあります。

でも、これらはすべてHSPの気質からくる自然な反応でもあるのです。


HSPは「自分のせい」にしやすい

HSPの方の大きな特徴の一つに、
何か起きると自分のせいだと感じやすい
というものがあります。

人を責めることが苦手で、

  • 自分が悪かったのではないか

  • 私の言い方がよくなかったのではないか

  • もっとちゃんとできたはずなのではないか

と、一人で抱え込みやすい傾向があります。

とても心優しいHSPさんですが、その優しさゆえに、自分にかかる負担がどんどん大きくなり、とても苦しくなってしまうのです。


HSPカウンセリングでまず大切にしたいこと

HSPカウンセリングでは、まず

  • 自分を責める癖に気づくこと

  • 自分の感じ方を理解すること

  • 自分も相手も許せる状態を目指すこと

を大切にしています。

ここでいう「許す」は、何もかも我慢することではありません。
むしろ、HSPの方は人のせいにしたとしても、その気持ちにまた苦しんでしまうことが多いのです。

私自身も、以前とても深く親を恨み、憎んでいた時期がありました。
その時は一瞬楽になったように感じたのですが、その後にとても苦しくなってしまいました。

なぜなら、HSPには
本当は赦したい
という気持ちが強くあることがあるからです。

他人の苦しみや痛みまで自分のことのように感じてしまうHSPは、人を責めてもその感情がまた自分に返ってきてしまい、
「こんなことを感じている自分が嫌だ」
とさらに苦しんでしまうことがあるのです。


HSP自体は変えられなくても、生きやすくなることはできる

HSPの気質そのものを変えることはできません。
けれど、HSPだから生きづらいままなのではない ということを、私はお伝えしたいです。

過去の中でできた傷を癒し、
置き去りにしてきた自分の本当の気持ちや本音を、安心できる場所で少しずつ感じていくこと。
そして、これまでの経験の中でできてしまった
自分を苦しめる価値観
を見直していくことで、HSPの気質があっても生きやすくなっていくことは可能です。


HSPにはHSPに合ったカウンセリングが必要です

HSPはまだ比較的新しい概念であるため、心の専門家の中でも十分に理解されていないことがあります。
そのため、HSPの生きづらさが、ADHDやASDと混同されてしまうこともあります。

もちろん似て見える部分もありますが、私はHSPの大きな特徴の一つは、

人の気持ちを大きすぎるほど共感してしまうこと

だと感じています。

HSPの方は、人のことは深く理解できるのに、自分のことが分からなくなりやすいのです。

それはこれまで、
「他人を理解して喜ばせてあげる」
という形で生き延びてきた努力の積み重ねでもあります。

人が喜ぶと自分も安心する。
その体験を通して、

「そうか、こうして生きればいいんだ」

と、他人がどうしてほしいのかを優先して生きることを覚えてきたのかもしれません。
でも、その生き方を続けるうちに、自分の気持ちはどんどん抑圧されてしまい、自分でもどうしたらいいか分からないほどの苦しさになってしまうことがあるのです。


人の気持ちは分かるのに、自分の気持ちが分からない

私自身もHSPの気質が強く、人の気持ちはよく分かるのに、自分の気持ちだけが分からないという経験をしてきました。

友達の相談に乗っている時、胸の奥に苦しさがあることに気づいて、
「聞きたくない」
と感じたことがありました。

でも、その感情を受け容れることができず、
「そんなふうに感じるなんて、自分はなんて心が狭いんだろう」
と深く自分を責めました。

また、ある時友達に
「どうして悩み相談をしてくれないの?」
と聞かれ、自分の悩みを話そうとしても、何一つ言葉が出てこないことに気づいたことがあります。

悩みはあるはずなのに、

  • 自分がどう感じているのか

  • どうしたいのか

が全く分からなかったのです。

このようにHSPは、

  • 人にNOと言うのが怖い

  • でも自分を押し殺すのも苦しい

という板挟みになりやすく、身動きが取れなくなってしまうことがあります。


HSPはアダルトチルドレンになりやすいこともある

他人優先で生きてきたHSPさんは、アダルトチルドレン的な生きづらさを抱えやすいことがあります。
幼少期から自分の気持ちを抑え込んできた方も少なくありません。

そのため、HSPの生きづらさを解きほぐしていくには、

  • 繊細さそのものの理解

  • 幼少期からの心の傷

  • 他人軸になってしまった背景

  • 自分を受け容れる練習

などを丁寧に見ていく必要があります。

複雑に絡み合った心をほどいていくのは、HSP当事者でないと理解しにくい部分もあるかもしれません。

HSPの難しさは、
自分も人も許せる状態にしていかなければ、本当の意味で自分を受け容れにくいこと
にあるのかもしれません。

だからこそ、本当の自分を取り戻していくことが必要なのです。


HSPを受け容れると、人も自分も大切にできるようになる

自分を犠牲にして生きていると、人に甘えることが難しくなります。
なぜなら、自分が無理をしているので、

「人に頼ると相手にも無理をさせてしまう」
「迷惑をかけてしまう」

と感じてしまうからです。

でも、自分の本当の気持ちや本音に気づき、それを受け容れられるようになると、自分に対して正直になれます。

たとえば、

  • 嫌な時に「それはできません」と言える

  • 無理な時に「今は難しい」と言える

  • 助けてほしい時に頼ることができる

そうしたことが少しずつできるようになると、相手にも同じように
「この人にも都合や気持ちがある」
と見られるようになり、人との境界線も育っていきます。

すると、

  • これは自分の感情

  • これは相手の感情

  • これは相手の問題

という区別もつきやすくなっていくのです。


HSPは「改善する」のではなく「自分らしく生きられるようになる」

HSPは改善するものではない、とお伝えしてきました。
それは、HSPが悪いものだからではなく、気質だから です。

敏感さそのものは変わらなくても、

  • 自己犠牲が減る

  • 自分らしく生きる選択ができる

  • 無理を減らせる

  • 本当に大切な人を大切にできる

ようになっていくことはできます。

マイナスの感情を抑え込んでいた自分を赦せるようになると、自分にとって負担の大きい人間関係とは距離を取ることも選べるようになりますし、本当に大切にしたい人には今まで以上に愛情深く関われるようにもなっていきます。


HSPカウンセリングでできること

HSPカウンセリングでは、まず

  • 自分がどのような生きづらさを抱えているのか

  • どんなことに敏感なのか

  • どんな場面で無理をしやすいのか

を知っていくことから始めます。

抑え込んでしまった本音や、自分らしさに気づいていくこと。
そして、その気持ちに寄り添い、受け容れていくこと。
それだけでも、今までより深い安心感を感じられることがあります。

その上で、

  • 過去の傷を癒す

  • 古い価値観を書き換える

  • 自分に合った生き方を見つける

という流れで、少しずつ生きやすさを育てていきます。


最後に

私自身も、HSPの気質が強く、さまざまな生きづらさを感じながら生きてきました。
だからこそ、HSPならではの苦しさや、説明しづらい感覚のつらさを、少しでも理解したいと思っています。

HSPは、変えなければいけないものではありません。
理解し、受け容れ、自分に合った生き方を見つけていくことで、もっと安心して生きられるようになります。

もし今、生きづらさを抱えているなら、まずは
「自分はどんなことに敏感なのだろう」
と知ることから始めてみてください。

そのお手伝いを、カウンセリングを通してご一緒できたら嬉しく思います。

私の過去についてはプロフィールにも一部載せておりますので、もしよろしければ参考になさってください。

  →柳田 真見のプロフィール

 

 

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