HSS型HSPとは?外向型HSPの特徴と生きやすくなるための考え方

HSP/HSSとは?

刺激を求めるのに疲れてしまう…相反する気質に振り回される方へ

HSPの中には、HSS型HSP と呼ばれる混合型の気質を持つ方がいらっしゃいます。

HSPは、感受性が高く、とても敏感で繊細な気質を持つ方のことでしたね。
詳しくは、HSPについてのページもぜひご覧ください。

一方で、HSSとは
High Sensation Seeking(ハイ・センセーション・シーキング)
の略で、
強い刺激や新しさを求める気質 のことです。

つまり、HSP/HSSの方は

  • 繊細で刺激に敏感

  • でも刺激を求めてしまう

  • 人に疲れやすい

  • でも一人でこもり続けるのも苦しい

という、反対のように見える二つの気質を同時に持っているのです。

そのため、自分でも自分が分からなくなり、
とても生きづらく感じやすい ことがあります。


HSP/HSSとはどんな気質?

HSPは、刺激に敏感で、人の気持ちや空気を深く読み取りやすい気質です。
そのため、

  • 人の顔色をうかがいすぎてしまう

  • 気を遣いすぎて疲れる

  • 一人の静かな時間が必要になる

という方が多くいらっしゃいます。

それに対してHSSは、

  • 新しいことに惹かれる

  • 刺激がないとつまらなく感じる

  • 挑戦したくなる

  • 外の世界に飛び込みたくなる

といった特徴があります。

この二つをあわせ持つHSP/HSSさんは、
一見するとHSPらしく見えないこともあります。
外向的に見えたり、行動的に見えたりすることもあるからです。

でも実際の内側では、

刺激を求める自分
刺激に疲れ切ってしまう自分

の両方が存在していて、その間でとても大きな葛藤が起きています。


HSP/HSSの方が感じやすい苦しさ

HSP/HSSの方は、家にずっとこもっていると、

  • 何もしたくない

  • つまらない

  • 生きている意味が分からない

  • 鬱っぽくなる

という感覚が出やすいことがあります。

だから刺激を求めて外に出たり、人と関わったり、新しいことに挑戦したりします。
ところが、もともとHSPの敏感さがあるため、強い刺激にさらされると今度はエネルギー切れ が起こります。

その結果、

  • 急に動けなくなる

  • 何もしたくなくなる

  • 人と会いたくなくなる

  • 引きこもりたくなる

という状態になることがあります。

つまり、
刺激がなさすぎても苦しいし、刺激が多すぎても苦しい のです。

この両方に振り回されてしまうため、
「私は一体どうしたいの?」
「どっちが本当の自分なの?」
と混乱しやすくなります。


反対の自分が同時にいるような感覚

HSP/HSSの方が特に苦しいのは、
自分の中に反対の性質が同時に存在しているように感じること です。

たとえば、

  • 挑戦したい自分

  • でも傷つきたくない自分

あるいは、

  • 自分を大切にしたい自分

  • でも人を優先しなければいけないと思う自分

というように、どちらを選んでももう一方の自分に責められてしまうことがあります。

人と一緒にいて楽しく興奮したのに、帰ったあと

  • 相手を大切にできていなかったかもしれない

  • 調子に乗ってしまった

  • もっと気を遣うべきだった

  • もうあんなふうに振る舞うのはやめよう

と、自分を強く責めてしまう。
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

つまり、
興奮する自分
あとから冷静に責める自分
が混在しているのです。

これが、HSP/HSSさんの大きな生きづらさの一つです。

HSPは、考えすぎまったり、うるさく感じることあります。
その状態については、こちら記事でもしくています。


興奮しやすく、疲れやすい

HSP/HSSさんは、刺激に敏感だからこそ、周囲のテンションや興奮にも影響を受けやすい傾向があります。

周りが盛り上がっていると自分も興奮しやすく、無意識にその流れに乗ってしまうことがあります。
でも、その状態は長く続きません。

なぜなら、興奮すること自体が大きなエネルギー消耗 だからです。

そのため、

  • その場では盛り上がる

  • 後からどっと疲れる

  • 帰りたくなる

  • 一人になりたくなる

  • 帰宅後に気持ちがドーンと落ちる

  • 自分を責める

という悪循環が起きやすいのです。

「もうあんなふうに興奮するのはやめよう」
そう思ったことのあるHSP/HSSさんも多いと思います。

でも、結論から言うと、なかなかそれは難しいですよね。
そしてまた同じことを繰り返して、自分を責めてしまう。

この反する二つの気質を、意志の力だけでコントロールしようとすると、かえって生きづらさが増してしまうのです。


気質は変えることができない

ここで、とても大切なことをお伝えしたいです。

気質は、性格の中でも変えることができない部分 です。
生まれ持ったものであり、あなたの努力不足や弱さが原因ではありません。

変えることのできない気質のせいで生きづらさを感じると、

「私がダメだからだ」
「私がちゃんとしていればいいのに」
と責めたくなってしまいますよね。

でも、問題はあなたではありません。
大切なのは、
自分の気質を知らないまま、自分を責め続けてしまうこと なのです。


自分を知らないと、大きな誤解が起きる

ここで、私自身の体験を少しお話しします。

私はアトピーがあります。
でも昔は、自分がアトピーだと知らずに病院に通っていました。

その頃の私は、

「薬を飲めば治るはず」
「ちゃんと塗れば完治するはず」

と思っていました。

でも、よくなったり悪くなったりを繰り返すたびに、

  • 薬が悪いのかな

  • 食べ物かな

  • 着ているものかな

  • どうして治らないんだろう

と不安や焦りがどんどん大きくなっていったのです。

ところが、別の病院で
「あなたはアトピーですね」
と言われた時、ものすごく安心しました。

治るはずだと思っていたからこそ、
治らないことが余計なストレスになっていたのです。

でも、アトピーと分かって
「付き合い方を学ぶ」
方向に変えたことで、心も身体もずいぶん安定しました。

HSP/HSSも、それに少し似ています。

変えられるものだと思って無理に戦うほど、
余計な不安や自己否定が増えてしまうことがあるのです。


HSP/HSSをどう受け容れていけばいいのか

では、HSP/HSSの気質はどうしたら生きやすくなるのでしょうか。

私はまず、
「気質を変えよう」と戦わないこと が大切だと思っています。

HSP/HSSの方は、これまで自分をたくさん責めてきた方が多いです。
その責める癖は、頭で

「今日から受け容れて生きよう」

と思っただけでは、なかなか変わらないことがあります。

なぜなら、そこには潜在意識 の働きがあるからです。

潜在意識は、あなたを守るために
昨日までと同じ状態を維持しよう とします。
昨日もその方法で生き延びられたのだから、そちらの方が安全だと判断するのです。

だから新しいことをしようとすると、
「危ないよ」
「元に戻った方が安全だよ」
と引き戻そうとします。

これは有難い防衛システムでもあるのですが、意識の自分から見ると少し生きづらく感じますよね。


HSP/HSSのカウンセリング方法

そんな潜在意識を安心させながら変化していくために、心理療法が役立つことがあります。

私のカウンセリングでは、

  • 潜在意識との対話

  • 潜在意識へのやさしいアプローチ

  • 過去の自己否定の癖をほどいていくこと

  • 自分に合った生き方を見つけること

を大切にしています。

ここでの目的は、
HSP/HSSの気質を変えること ではありません。

そうではなく、

HSP/HSSだからこそできる生き方
HSP/HSSだからこその魅力
を見つけて、自信を持って生きられるようになることです。

刺激を求める自分も、疲れやすい自分も、どちらも間違っていません。
どちらもあなたの大切な一部です。

その両方を理解しながら、無理のない形で生きていけるように、
カウンセリングや心理療法を通してお手伝いしています。


最後に

HSP/HSSという気質は、本人にしか分かりにくい苦しさがあります。

  • どうしてこんなに疲れるのか分からない

  • どうして同じことを繰り返してしまうのか分からない

  • どうして自分の気持ちがこんなに揺れるのか分からない

そんなふうに、長いあいだご自分を責めてこられた方も多いと思います。

でも、まずは知ってほしいのです。
あなたがおかしいわけではありません。
あなたには、そう感じるだけの理由があります。

気質を変える必要はありません。
必要なのは、その気質を知り、理解し、付き合い方を学んでいくことです。

HSP/HSSだからこそ…という生き方で、
あなたがもっと安心して、自分に自信を持って生きていけるように。
そのお手伝いができたら嬉しく思います。

あなたにお会いできることを、心よりお待ちしております。


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