自分が嫌い・自分を信じられないとお悩みの方へ
自分を好きになれない。自分が嫌で仕方ない。など、自分の事を嫌ってしまう事で、実は悩みを増やしてしまっているかも知れません。
どういうことなのか、説明していきますね。
自分を好きになれなくなるとは、どういうことなのでしょうか?
多くの方が自分の〇〇な性格が嫌い。自分の〇〇な体系が嫌だ。自分の〇〇な所が嫌だ。と部分的に嫌ってしまっているのではないかと思います。
例えば、すぐに寂しくなる自分や悲しみを強く感じてしまう自分が嫌いというクライアントさんがいました。
カウンセリングをしていくと…
「そんな自分は人から面倒くさい自分なんだろう…」という価値観をもっていらっしゃいました。
さらに掘り下げてカウンセリングしていくと、これは、クライアントさんのお母様の価値観でした。
寂しがる人に対して「もう、面倒くさいな!」といつも言っていたそうです。
母は面倒くさい人=寂しがりやな人という価値観があるようだ。と気づけたクライアントさんは
様々な気付きが起きました。
以下クライアントさんの言葉です。
「母の価値観を真に受け、私は寂しがると面倒くさい人だと人から受け入れて貰えない。と恐れていましたので、強がることを沢山してきたんですね。寂しさを感じそうになる事から逃げるように、追い払う様に人から離れる事をしてきたんだと分かりました。ですが、そうすればするほどに、さらに寂しさを感じてしまう事が増えてしまい。今の状態になってしまっているんですね。」
このクライアントさんは以下のような流れで苦しんでいらっしゃいました。
1.寂しい自分は面倒くさいと思い込む
↓
2.寂しさを感じない様に強がる
↓
3.それでも湧き上がる「寂しさ」を人の所為だと思い。寂しさを感じてしまう人から離れる。
↓
4.「誰も分かってくれない…」と、もっと寂しさを感じる。
↓
5.さらに苦しくなるので、2に戻る。
こんな風に自分を嫌ってしまった事で、どんどんと悩みが増えていきました。
長い事この状態が当たり前になってしまっているので、
「寂しさを感じるのがダメなんだ!」と本気で思い込んでしまっている事で、
自分は寂しさを感じていると気付くことすら出来なくなってしまうのです。
寂しいわけじゃない…冷たいこの世の中が間違っているに違いない。
そう思う事で寂しさを感じないお母さんに気に入られる子であり続けようと健気に頑張り続けたのです。
ある時、とてもとても耐えられないような出来事が起こり、心のバランスが崩れて、本音に気付くために潜在意識が起こしてくれたうつ症状だったのかもしれませんね。
「いつも通り、頑張って強がって平気なふりをしていました。平気な理由も沢山考えて自分を励ましました。でも、どう考えようが、どう励まそうが、心が沈んでしまうのです。やる気はでない。涙が急に溢れて来る。体が重い。何も楽しいと思えない。もうこんな人生嫌だ!と頭にフッと浮かぶのは「人生を止めたい…」でした。」
例え普段から辛いな…と感じていたとしても、人は追い込まれるような出来事が起こらない限り、今までの自分を変えようとはなかなか出来ないものです。
このクライアントさんのように、寂しさを幼い頃から感じてはいけない!と信念になってしまっていれば、なおの事です。
このようにありのままの自分を嫌ってしまうと悩みが増えてしまうのです。
こちらのクライアントさんは「寂しがりや」な自分がありのままの自分ですから、ありのまま「寂しがる」ことを受け容れてあげる必要があるのです。
ありのままの自分を受け容れる抵抗感
ありのままの自分を受け容れるとは、言葉でいうのは簡単ですが、何がありのままなのか、分からなくなってしまっている方も多いのではないでしょうか?
ありのまま…それは人によって違いますが、私なりの説明をするならば、どんな感情にもジャッジを下すことなく感じられるか。だと思っています。
全ての感情は自分らしさを創ってくれます。人によって違うと言ったのは
「寂しがり」だったり、「怖がり」だったり、「のんびりや」や「楽天家」など、色々人によって個性があります。この個性こそ実は素晴らしさなんですが…
残念な事ですが、どうしてもポジティブな人の方が良い…という傾向が世の中にはあるので。
ネガティブな自分を受け容れる事へ強い抵抗が出てしまうのです。
私は自他ともに認める怖がりの寂しがりやなんですが(笑)
これを素直に認めるのに随分と苦労しました。ポジティブな時の方が自分にとっても心地よく、これこそ私!とプライドもありましたので、それはそれは、強い抵抗感がありました。
でも、ある時思ったのです。
「ポジティブな自分は誰でも受け容れてくれるんだから、わざわざ私が好きでいようとか考えなくてもいいよね。小さく震えてるこの怖がりで寂しがりな、人に理解されにくい私こそ、私しか愛せないのでは?」と。
人から理解されにくいけど、でも確かに存在している私を愛せる事が一番難しく。一番大切な事だと思います。
人から理解されにくい。というのも、また本当は思い込みであったりするのですが…その話はまたにする事として、今は「誰にも愛されないなら、世界中で私だけはこの私を愛するわ‼」くらいな気持ちを持っていただけたら、もう100点満点以上です‼
そして、もう一つ抵抗感がでる理由があります。
それは、これまで生きてきた自分に対するプライドです。こうして生きてきた!頑張ってきた!そういう想いがあると、今までの自分を壊す事がとても怖くなります。
あるいは、もし受け容れてしまったら、本当に誰もいなくなってしまうかも知れない。という恐れです。
その場合は、そこからカウンセリングで丁寧にひも解いていく必要があります。
でも、実はそう思う人が7割以上なので、愛する事が大切だけど、恐れもあるのが自然だと私は思います。
ものすごく頑張って今日まで必死に守り抜いてきた価値観を、そんな簡単に手放せたら悩みではないのかも知れないですものね。
どれだけあなたが頑張ってきたのか、どんな苦しみがあったか、どんな風に生きて来たのか、しっかりと聴かせて頂けるように、私はほとんどの時間をクライアントさんが話したい事を話せるように2時間というカウンセリングの時間を設けているのです。
悩みを話すこと=悩みを放すことです。
自分が話をしながら、自分の声を聴いて気付ける事が沢山あります。
あるいはカウンセラーが投げかける質問や話から、「あっ!そういえば、こんなこともあったんだった!」と思い出す事が出来たりする方がほとんどです。
カウンセリングでほとんどの悩みの価値観に気付かれてから、心理療法を必要に応じて施術しておりますので、お話しする時間を気にする事なく、話したい事、本音を話しに来て下さって大丈夫です。
ありのまま受け容れる事はまずは気付く事、そして他人から受け入れて貰う経験がないと、やり方が分からないものです。
カウンセリングは、抑圧した自分に気付き、受け容れていいんだ!と安心して自分を受け容れられるようになっていくための場です。
あなたにお逢いできることを心より、お待ちしております。
お電話でのお問い合わせは 055-288-0948
心の 陽のあたる場所ホームページ
https://hinoatrubasyo.com
YouTube 心の陽のあたる場所チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC6bgB8AakOkW02NcgomOjdQ/