敏感過ぎるってどういう事?
- 人に対して顔色を伺ってしまう…
- 人の感情に左右されやすい。
- 人の感情が分かりすぎて自分に関係ない事でもハラハラしたりする。
- 肌の感覚が敏感で洋服の着心地が悪いとその服を着られない
- 大きな音にものすごく驚いてしまう
- 激しいツッコミを入れるお笑いに全然笑えない
- テレビや映画のケガのシーンなど痛みがあるものを見るのが苦手
- お天気などの影響でその日の気持ちが変わりやすくて、人との約束が怖い。
- 長時間人と居ると次の日から寝込んでしまうくらい疲れてしまう。
- 匂いに敏感で嫌いな匂いのする場所にいると具合が悪くなる
- 焦りや不安にすぐ襲われてイライラしたり動けなくなる
- あれこれ気にし過ぎて初めての所や事がすごく億劫に感じる
- 家の中のエネルギーなどが淀んでいると感じたりすることがある。
- メールなどからその人の感情が伝わってき過ぎる
- 体調を崩しやすい
- 誰かの怒鳴り声や大きな声を不快に感じやすい
こんな風に敏感な人がいます。それはもしかしたらHSPという気質を持っている人かも知れません。
HSPは何故 人が怖くなるの??
- HSPの特徴である人との境界線が薄い
人に会うと自分の感情のように人の感情が分かりすぎて、その感情に自分が左右されてとても疲れてしまう事が一つです。例えば、会社の愚痴を言い続けたり、文句ばかり言っている人といると、その本人の気持ち・相手の気持ちを感じ過ぎたり考えすぎて、自分のいう言葉に気を遣い考えて選ばなくていけなくなります。
非HSPからすると「ただの愚痴」なのかも知れないですが、HSPは気持ちをとても大切にします。適当に話を聞くという事が絶対にできないのです。何故ならば自分自身がそういった話している時に相手の気持ちに敏感であるため、適当にされる事が自分が不安になる事が多いからなのです。
まして「その話はやめて!」など自分の本音を言う事はとても難しいでしょう。 - エネルギーを受けやすいから自分の状態を安定しにくい
その日のお天気によってそのエネルギーを朝から受けます。非HSPもお天気に左右される事があると思いますが、それが何倍にも敏感に感じやすいのが特徴です。私も朝カーテンを開ける前に「雪が降っているのか…」と分かることがあります。
曇り空のどんよりとしたエネルギーが苦手な方。
雨のジメジメとしたエネルギーが苦手な方。
私のように雪のシーンと張りつめたエネルギーが苦手な方。
うつ状態のときは晴れたあの眩しくハツラツとしたエネルギーが苦手になったりします。ですから今日はとても元気だけど約束した日に自分の気持ちが沈んでいたらどうしよう…
もしそうなっていて相手に不快な気持ちにさせてしまったら…と考えて約束するのが怖くなってしまったりするのです。 - 大勢での集まりが苦手な方もいます
人が増えれば増える程、その分感じる気持ちやエネルギーが増えます。AさんがBさんに言った一言にBさんは傷ついている。と感じたりCさんはAさんの言った言葉を勘違いしてCさんが怒っている。
「あぁ…どうしよう。」と関係ない自分までハラハラドキドキして居心地が悪くなったり、落ち着かなくなってしまったりします。HSPは学校の集団生活が苦痛だったと訴える方がとても多いのです。 - 自分に向けられる気持ちにも敏感
最善を尽くして相手を不快にさせないようにしているHSPですが、人の価値観はそれぞれですから、相手が不快に感じてしまったり誤解をされたりして、それが手に取るように伝わり相手との関係が怖くなってしまう事があります。「気にしすぎだよ」と言われたりして余計にどうしていいのか分からなくなり、自分の気持ちに自信がもてなくなってしまうことがあるのです。
さらには心優しいHSPは人にイライラや怒りをぶつけられやすいという事があります。
傷付きやすいのに攻撃にも遭いやすい…理不尽ですよね。 - HSPに加えHSSという特徴を持っているが故に自分が信用できない。
HSSとはHigh Sensation Seeking「刺激を求める人」という意味があります。・好奇心が旺盛で活動的
・活動的で疲れやすい
・危険察知能力が高い
・人と積極的に関わりを持とうとするHSPと全く逆に感じられる特徴を持ちますが、この真逆の特徴を持ち合わせる方が実はHSPの特性を持つ方の中で30%程度いらっしゃいます。この両方の特徴のせいで自分自身が分からなくなり、疲れている時に人から「今日はどうしたの?」と言われたりして、自分でも自分をコントロールできない事で人と会うのが怖くなってしまう事があります。
このように生きづらさを抱えやすいHSPですが、自分と相手の境界線を引きなおすという事が必要です。
HSPは気質という変える事の出来ない性格ですので、このような特徴を完全に消す事はできません。ですが、その特徴を理解して生きやすく工夫していくことはできるのです。
私自身もHSP故に人間関係に怖さや不安を抱え過ぎて人間不信になったりしました。
それが今はある事をするようになってから、不安や恐怖心がかなり小さくなっていきました。
人が怖いを安心に変える為に必要な事
これは絶対に必要です!!という事が一つあります。
HSPの気質を持っていたがために過去の辛い出来事からトラウマ的になっている心の傷を癒す事が必要です。
なぜ必要なのかというと、「罪悪感」という気持ちを感じていて自分が悪い!という気持ちが大きく働いてしまっているのです。この気持ちがあると、全て自分の問題に変わってしまうからです。
トラウマの回復には、専門家に頼られるのが一番いいと思います。HSPの事を理解しているカウンセラーも増えています。あなたの気持ちに寄り添ってくれることでしょう。
当カウンセリングでは、心理療法を施術して短期間でトラウマを外す事が可能です。
その人の抱えてるトラウマの大きさにもよりますが、5回程度のカウンセリング&心理療法でHSPの生き辛さから解放される方が多いです。
トラウマや「罪悪感」は自分自身で気付く事が大変難しいのです。その理由の一つとして「当たり前」になってしまっている事があります。
潜在意識は当たり前にすると意識が手放す事を理解しています。あなたは空気を普段そんなに意識して生きる事は少ないですよね。ですが、空気は常にあります。今、この文章を読んで空気を意識したかもしれません。
そんな風にキッカケが必要だったりします。
ましてや、その罪悪感を感じている過去を探るとなると、かなり高いハードルになるのではないでしょうか?
「罪悪感」を手放した後に課題の分離というアドラー心理学の方法を使うと、とても生きやすくなります。
課題の分離とは、相手の課題と自分の課題を分けて整理していく方法です。
例えば、先ほど言ったCさんはAさんの言った言葉を誤解して怒っている。居心地が悪い…どうしよう。と不安を感じている。という問題を課題の分離をすると。
Aさんが怒っているのはAさんの課題。そして、居心地が悪いと不安になっているのは私の課題となります。
先にも言いましたが、HSPにとって一番の生き辛さと言える最大の特徴は「相手との境界線の薄さ」です。
課題の分離をして、自分の課題は何なのか、私が解消しなければいけないのは、どこなのかを明確にしていくと、それだけで気持ちがとても楽になる事ができます。
相手の課題は相手にしか取り組むことが出来ない問題です。心優しいHSPは何度も何度も同じ思いをしながら、こういう時にどうしたらいいのかを研究してきたと思いますが、焼け石に水で自分がどんな努力をしようとも、不機嫌になる相手を本当の意味で変えることは、その不機嫌になっている人にしか変える事ができないものです。
怒っている人には怒っている人の理由があります。怒らせてあげるのも愛ですから、怒っている人と一緒にいるのが苦手な自分を受け容れて、認めてあげる方がずっと小さな努力で済みます。
相手が怒るのは相手の問題ですが、自分を責めているトラウマがあると、この課題の分離が上手くいかなくなってしまうのです。
誤解を解いてあげなくてはいけない。どうにか場の空気を変えて、皆が仲良く平和になるように…
そう思う事が間違っているとは言いませんが、その価値観はあなた一人に大きな苦労と大きな疲労を残してしまう事になるのでしたら、もう相手の問題を手放し、自分の本当の気持ちや本音に寄り添っていくという選択をすることが出来ます。
HSPについては過去記事にも書きましたので
→こちらの記事も参考になさってみて下さい。
HSPの特性を持つ人が人が怖いと感じる理由を今回は記事にしてみましたが、HSPの特性を活かして人と良好な関係を築くことも可能です。
人の気持ちがわかる特性は、共感力が高いことから傷ついてきた人たちに寄り添う事も出来ます。人の喜びを自分の事のように喜んであげることもできます。そういうお友達がいたら最高だと思いませんか?
様々な変化に敏感に合わせてきた方たちですから、とても高い柔軟性を持っていて気配り心配りが上手な方たちが多いですから、相手に合わせて心地よい環境を作ることが得意だったりします。
人がどうしたら喜んでくれるのか…それを理解できるHSPは生きづらさを手放すと、とても人から愛される人になっていくのです。
それでは、あなたにお逢いできることを心よりお待ちしております。
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