インナーチャイルドの抱える問題を解消する

インナーチャイルドとは、心の中で傷ついたままでいる幼少期のあなたです。

幼少期や過去に起きた様々な傷ついた経験は大人になった今でも、恐れや不安や怒りとして表れてしまい、本音の自分を表現する事を止めてしまいます。

その事により現在の自分に制限を作ってしまったり、人との関係が上手くいかなくなってしまう事があります。
本当の自分の気持ちを抑圧してしまい、何をしても楽しさを感じられなかったり、やる気がなくなってしまったり、不安感や焦燥感、無気力感や強い怒りなどを感じてしまいます。
そうなってしまう自分に対して、「何をしてもダメな人間だ!」と自分に対して嫌悪感や罪悪感を感じてしまうのです。
そうすると、ますます「もっと頑張らなくちゃ!」と自己否定感を感じてしまい、さらに不安や恐れや罪悪感を感じて、動けなくなり、ますます自分を嫌いになり、また「もっと頑張らなくちゃ!」の状態に戻り、負のループに嵌ってしまう事が起きてしまうのです。

幼少期の記憶を元に自分のビリーフを確立します。ビリーフとは「信念・価値感・思い込み」という意味です。
私はこういう人だ!という基礎となるビリーフは、12歳頃までに確立されると言われております。
この頃までは、親のいう事を素直に聞きやすく、親と自分の境界線が低いので親が自分の全てであったりもします。この頃にしっかりと親への依存が出来ていた方は無理なく自立しやすくなるのです。
毒親などという言葉を近年よく聞きますが、そのような親でなくても、生きづらさを抱えてしまう場合があるのです。
愛情をかけて育ててもらった。と感じる方の中にも、生き辛さがあるのは、親とは違う価値観を持った一人の個人として生まれて来るからです。気質が合わない親の元に育ったりするとそれだけでも大きなストレスになってしまいます。
まったりとした気質を持って生まれてきた子に、せっかちの親だったりすると、それだけでも大きなストレスを抱えてしまい、健気な子は親に合わせようとしますので、自分はダメなんだという思いになってしまったりします。

そして、完全に同じ価値観の親子というのは珍しく、合わない部分で受け容れて貰えなかった…と感じ、その悲しみや不満感が残ってしまって、条件付けの愛でしか愛されないと感じてしまっている場合もあります。
いつもは自分を受け容れてくれる事が多かったけど、仕事が忙しい親だったから学校の行事はいつも来てもらえなかった。環境的な原因で(シングルマザーや家族の病気など…)我儘を言うとお母さんを困らせて悲しませてしまう。と感じている場合も、自分の本音を話す事を怖れてしまう事もあるのです。

このように、特別虐待やひどい経験をしたわけではないのに、生き辛さがあるという場合がほとんどですし、「なんだか心がスッキリしない」とカウンセリングルームにお越しいただくクライアントさんもいらっしゃいます。

 

インナーチャイルドは誰にでも存在する

ちょっとした心の不調や悩みを抱えてしまう。ちょっとしたことで心が乱れ「幸せ」と感じられない。
そんな事もありますよね。そういう普段感じるモヤモヤや不調は、インナーチャイルドが「あなたらしさとは違うよ!」と教えてくれている事もあるのです。

  • 人間関係が上手くいかない。
  • いつも恋愛がうまくいかない。
  • 自分に自信がない。
  • 相手になんでも合わせすぎて疲れる。
  • いつも同じパターンで上手くいかない
  • 体調がすぐれない
  • 嫌な予感がする など…

モヤモヤを感じてはいるけど、仕事にも行けるし、友達もいるし…元気に過ごせているから…と心のモヤモヤを無視し続けていると、ある時大きな悩みとして現われて教えてくれることもあります。

小さなモヤモヤであなたに「私、もっと自分らしく生きたいよ!」というメッセージを送り続けていても気づいてもらえないから、大きな症状として表れ、自分をらしく。自分を表現して生きる事を選択してもらおうとするのです。

もちろんインナーチャイルドはあなたの味方ですから、困らせようとしているのでもなく、苦しめようとしているのでもなく、あなたに幸せになってほしい!という健気な思いからなのですが…

あなたにとっては苦しくて辛い経験になってしまう事があります。
インナーチャイルドは誰にでもいるよ。と私が言うのには、親の影響以外にも文化的な問題や先祖代々受け継がれた問題、そして何より私たちは誰一無二の存在として同じ存在がいないので、その違いが恐れや不安になる事があるからです。

自分が人と違う事でいじめに遭ったり、疎外感を感じてしまうのでは?と恐れるのには「出る杭は打たれる」という日本特有の文化があるからなのかも知れませんよね。

このように自分らしく生きられない理由は沢山あります。なので心の悩みの大小関係なく、あなたが「今このモヤモヤを解消したい!」と感じた時、いつでもカウンセリングを受けて自分らしさを取り戻して頂く事が出来ると私は考えています。

 

 

自分らしさを取り戻すとどんないい事があるの?

「自分らしさ」ってなんなのかイマイチわからない…とおっしゃる方がほとんどです。

自分を抑えて人に合わせる事、嫌われない様に自分を抑えて生きる事。
常識やルールばかりに縛られて本音を無視するしかなかったり、感情を感じる恐れがあったりすると、素直に自分を感じる事の恐れから、自分らしさが何なのか分かり辛くなってしまう事があります。

自分の本音よりも、周りの目が気になって、どう思われるか?ばかりを気にしてしまったり、幸せになると妬まれるのではないか…人と違う事をすると白い目で見られて浮いてしまうのではないか…と怖さや不安ばかりを感じてしまったりすると、本当の自分のしたいことや好きなものが分からなくなってしまいますよね。

自分の本音だけで生きていてもいいよ。とは私も思いませんが、自分が自分を知ってあげている。ということは大きな安心感や自信になるのではないでしょうか?

人のビリーフは2回以上の体験によって作られると言います。
ということは、あなたは何度か自分らしさを否定された経験があったことが原因で、自分を表現すると怖い目に遭う。という経験をされた事が原因かもしれませんね。
馬鹿にされるのではないか。どうせ上手くいく訳が無い。と、悲しみを感じながら、小さくなってしまっているのかもしれませんよね。

沢山のインナーチャイルドちゃんと接して来ました。その中で、とても拗ねているチャイルドちゃんに出逢うこともあります。
何を聞いても「ほっといてよ!」「構わないで!」などと言われる事があるんです。可愛いですね。

いっぱい怖い思いをして、いっぱい強がって自分を守っているその姿に愛おしさを感じてたまらないのですが、その子たちは、とても傷ついています。傷ついて、さらに「誰にも分からない」というビリーフが絡んでいるので、自分を出すことを恐れてしまっているんです。

結構本気の話ですが、こういう子に出逢うと、愛おしすぎて、抱きしめたい衝動を私はいつも抑え込むのが大変です。
すみません。 書きながら胸が熱くなってしまいました(笑)

自分を取り戻すと、我慢したり、強がらなくてはいけない気持ちの抑圧が少なくなり、自分を感じることに抵抗が少なくなっていきます。

これは私の経験ですが、私の大切なかたが辛い思いをしている時。私もとても悲しく辛い気持ちを感じた経験があります。
その経験から、自分の幸せは周りをも幸せにする事なんだと気付き、自分に幸せになる許可を与える事ができました。

全ての経験には意味がある。と言われますが、本当に有難い経験になりました。

自分が幸せになると、その方法を周りの大切な人に伝えてあげる事も出来るようになったり、周りの人への見方が変わり一緒に幸せになる喜びを感じ、今まで独りぼっちと感じていた寂しさから、安心感を感じられるようになったりするんですね。

 

インナーチャイルドを癒す3つのステップ!

先ずはご自身の過去を整理したり、気持ちの整理をしていく事を、カウンセリングさせて頂き、心の奥に隠れていた本音や本心に気付くいていくことが必要です。そして、その本音や本心を今後のあなたの人生に活かしていくために、過去の生き辛さや不必要になった古い否定的な価値観の書き換えをして、本来のあなたらしさに戻すことが出来たり、本音や本心をありのままに感じられたりするようになります。
その結果、自分らしい生き方を選択できるようになったり、自分をありのままを表現する事の喜びを感じられるようになっていきます。

 

具体的には、どうするのかというと、自分の本音や本心を吐き出したり感じ切ることで、過去の清算ができたり、感情をの浄化が起きます。
このステップはとても大切です。

ここが上手くできるかで、大きく結果が変わってくる。と言っても過言ではありません。

なぜなら、今もなお過去の出来事で苦しんでいるのは、未完了の感情があるからなんです。
終わりにできていない感情が、今現在の自分に「不安や恐れ」などとしてブレーキをかけているからなんです。

完全に終わりに出来ていることは、「乗り越えられた!」という自信と自分への誇りに変わっていけます。
感情というのは不思議なものです。カウンセラーとしても一人の人間としても、こんなに影響を及ぼしてくるものはないな。と思うほど、とてもパワフルなエネルギーだと感じる事が多いです。

私たちの思考の力で、いくら感情に打ち勝とうとしても無理な話ですよね。

例えば、すっごく怖い思いをした時、一気に体の反応はザワザワー!と毛が逆立ち、逃げるか闘うか、あるいは諦めて全ての活動をストップさせるかの選択をして、一人の人間の全ての反応を支配してしまう。

感情には、特性があるんです。

感情は感じるために存在している!

なので、感じ切る以外に消化・浄化する方法がないんです。

ステップ1は、感情の浄化でした。

ステップ2は。ビリーフの変換です。

過去の環境で必要でだったビリーフは、今現在のあなたには合わなくなってしまっている事が多いです。

例えば、アルコール依存症の父親がいて、突然怒鳴り出して暴れ始める。お母さんを守らなければいけなかった。
その時出来たビリーフが「自分の欲求を伝えるのは、誰かを困らせる。」というビリーフだった場合。
そのビリーフを持ち続けていることの方が生きづらい。という事でしたら、新しいビリーフをチャイルドに教えてあげたりします。

「子供のあなたが自分の欲求があるのは、当然でとても当たり前のことなんだよ」と
それが分かったチャイルドは「私は私の気持ちや欲求を感じてもいい」と新しいビリーフを手に入れることができ、自分でいることの恐れが解消されていくのです。

これがステップ2です。

それではステップ3は、ポジティブ感情の定着です。

自分への誇りを取り戻した後に感じる大きな感情の波が起きてきます。

今まで我慢してきたことで、怒りを感じたり、嬉しくて泣いてしまう方。

各々で感情は違って来ますが、それは自分への愛の感情です。その感情を定着させてあげることをすると、カウンセリングでは良かったけど、また不安にもどってしまって。という状態になりにくくなっていきます。

 

簡単ではありますが、インナーチャイルドの癒しの3ステップをお話しさせて頂きました。

 

 

※今までインナーチャイルドセラピーを他のカウンセリングで受けたけど一向に改善しなかった方も、当カウンセリングで改善された方が沢山いらっしゃいます。

催眠療法が苦手…と言う方や上手くイメージできない方でも大丈夫です。
当カウンセリングルームで取り扱っている心理療法は、催眠療法だけではありませんので、安心して受けて頂く事が出来ます。

ご不安な点や疑問点を何なりとお申し付けください。

 

お電話でのお問い合わせは 055-288-0948

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