自己統合のカウンセリング

自己統合と聞いて、あなたは何をイメージしますか?

スピリチュアルの視点や心理の世界でも、自分が自分と繋がれている事は、とても大切な事だと言われますよね。

人は、様々な思いこみや信念を元に生きています。思い込みが9割だという心理学の方もいらっしゃるくらい。
何かしらの思いこみの中私たちは普段の生活を送っているのです。
例えば、赤信号は止まれ!ということも思いこみです。幼い頃から「赤信号は止まりなさい」と教えられてきたからこそ、赤信号で私たちは止まるという選択をすることができます。

この様にルールを守ると自分を守れるという思い込みの中で生きているので、ほとんどが私たちを守るための思いこみなのですが、その思い込みが時に、私たちに制限となり、生きづらさを感じさせていることがあります。

本来の自分からかけ離れた思いこみがあると、私たちは無理をして生きてしまうことになり、とても苦しい思いをしているのに気づかず、生きてしまうことになるのです。

私のカウンセリングルームにいらっしゃるクライアントさんの多くは、とても真面目で一生懸命に生きている方たちばかりです。その素直な性格は、私もとても素敵な魅力として感じています。

それ故に、幼い頃や大人になってから繰り返し起きた出来事によって、自分を苦しめてしまう思い込みや、信念や価値感が作られてしまう事があるのです。

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繰り返しの出来事は絶対の思い込みになってしまう事がある

よくあるご相談の一部ですが、「寂しさを感じてはいけない」という思い込みがどのように作られるのかを、一緒に考えてみたいと思います。

幼い頃、お母さんもお父さんも忙しそうです。あなたは、お母さんに寂しさを感じて泣いて抱きつきました。
ですが、お母さんは下の子が泣いたので、「待っててね。」と下の子の方に行ってしまいました。
その時、受け容れて貰えなかった寂しさは、強い悲しみがプラスされてしまいます。

また、別の日下の兄弟は寝ていたので、お母さんに抱きついてみます。ですが、お母さんは、家事をしなければいけなくて、抱きついてきたあなたを「どうしたの?遊んでいらっしゃい。」と洗い物をしています。

このような繰り返しすら、私たちは「寂しさを感じても悲しくなるだけだ」と学んでしまうので、その寂しさを感じても意味がない。満たされることはないのだから…と抑圧してしまうことがあるのです。

大人になった私たちは、このお母さんの行動が愛がなかったとは思わないでしょう。
お母さんは忙しい中、自分にもちゃんと愛があった。と理解する事ができると思いますが、幼い子は、そういう判断や理解する脳はまだ育っていませんから、寂しさは感じても余計に辛い思いをするだけだ。とか。あるいはお母さんを困らせる悪い感情だという認知をしてしまう事があるのです。

特にHSPさんは、人の心の動きに敏感だったりする事があるので、お母さんの小さな心の動きを感じてしまい、お母さんを助けようとして、自分を犠牲にしてしまうこともあると思います。

また、小さな頃に日常的な虐待があった方は、それは深く傷ついていることでしょう。
虐待された経験のある子たちは、みんなお母さんに笑ってほしくて、自分を変えようと必死に頑張ってきました。
何をしても、笑ってくれないことに疲れ、自分は無力なダメな存在だと思い込んで自分をいつまでも責めてしまう事が起きていたりします。

健気な気持ちがあって、無性の愛を養育者に全力で注いでいたのは、子供側だったんですね。

そんな愛に溢れた自分がいたからこそ、今傷ついて苦しんでしまっているのだと、まずは気づいて自分に少し優しくしていただけたら嬉しいです。

日常的にあった小さな出来事だとしても、それが積み重なれば、大きな心の傷になることがあります。
その信念を今も使い続ける選択しか取れない状態が、苦しみの原因になってしまっているのです。

 

繰り返された信念は解離を生み出す

先ほどの「寂しさ」を例にお話しを進めていきたいと思います。

抑圧した「寂しさ」は一体どう処理していくのかというと、この感情はいらない。と判断すると、脳の中で自分と切り離すことをしてしまいます。

「寂しさを抱えていても、辛いが沢山になっていくばかりだ。こんな感情を持っていなければ苦しむこともない。」そう思わないといけない状態が続くと、内在性解離が起きて、もう一人の自分にその感情を持たせてしまうことで、自分を守ることをするのです。

これが最初の自分との分離になります。

もちろん私たちの意識上では、解離させた!自分を分離させた!という意識はありませんので、気づいていない方がほとんどになります。

寂しさをほとんど感じなくなった。今まで辛かった事が、なぜか無感情になった。
そんな感覚を感じていることはあるかもしれませんが、私の経験上、そのことにすら気づいていないことの方が多いでしょう。それは、潜在意識の特性があなたを守っているからなのです。

潜在意識の特性の中に、いつもと同じにしようとする働きがあります。それは、いつもと同じことは「当たり前」になり、そのことを気にする必要がなくなり、脳の中で判断する機能を鎮静化させ、必要以上にエネルギー消費させないようにしてくれることで、生命維持をしようとしてくれる働きなのですが、この働きによって、いつも通り「寂しさを感じない」という状態に慣れて、悩みではなくなってしまうのです。

ここまで聞くと、「それなら、それでいいじゃない」と思いますが、抑圧したものは必ず、どこかでバランスを取ろうとする働きも同時に出てくるのです。

それが、人間関係の悩みになっていきます。

人間関係というのは、お互いに感情の交流をしたりしながら、理解をしあったり受け容れあったりしながら信頼関係を構築していくのですが、抑圧されていると、この交流がうまく出来なくなってしまい。

「どうして、いつも同じことで悩んでしまうんだろう?」となり、カウンセリングを受けてみよう。と私の所へお越しくださるという事が、ほとんどです。

自分では、そんなに悩んでいるつもりがなかった。とおっしゃる方も、詳しく話を聴かせていただくうちに、ご自身の中にあった違和感に気づかれる方も沢山いらっしゃいます。

内在性解離をご自身で、解離している!と気づける方が難しいのは、こういったメカニズムが働いているからなのです。

内在性解離って?

内在性解離についてお話ししたいと思います。内在性解離は、先ほど少し触れましたが、抱えきれない感情や気持ちがあると、もう一人の自分を作ってその感情を預けてしまう解離性障害の1つです。

解離性同一障害は、多重人格や二重人格を俗に言われるもので、人格が表に出てきて辛い現実を生き抜くための潜在意識の生き残り戦略ですが、これとは違い、内在性解離は、表層意識には出てきたりはしません。

もし、その人格を認識できるとしたら、頭の中の声や無意識下での心の声になるかもしれませんが、これもまた当たり前になってしまっているので、なかなか自覚することは難しいでしょう。

内在性解離が起きてしまっていると、自分を理解することが難しくなってしまいます。

  • この考えと、この考えがあって、選べない。
  • 考えや気持ちが日替わりになる。
  • 決断したけど、時間が経つとその決断が揺らぐ。
  • 脳内会議がうるさい。
  • まったくリラックスする事が出来ない。
  • 自分の感情が分からない。
  • 感情をコントロールする事が難しい。
  • 従順さと同時に怒りが湧き上がってくる事がある。
  • 自分の事が分からない。
  • 特定の感情を感じた事がない。感じないと思っている。
  • ネガティブな感情が湧き上がって止められなくなる事がある。
  • 理由が分からないのに「辛さ」や「苦しさ」がある。
  • 自分や他人を信頼する事が出来ない。
  • 身体に不調ばかりを感じる(めまい・動機・頭痛・倦怠感)

などの症状が出てくる事で、教えてくれる事があります。

それは、自分の一部(パート)が、離れてしまっていることで、起きていることで、実は深い愛で守ってくれている存在です。

私は先ほど、無性の愛は子供が持っていると書きましたが、まさにこのパートは自分への愛を無性の愛で注ぎ続けてくれている存在です。

意識の私も、パートの私も自己犠牲することなく勝ち取る幸せを選んでいけたら、自分という存在の素晴らしさや力を取り戻すことができるんだと私はいつもカウンセリングしながら感じています。

それを可能にしてくれるセラピーがTIP(Therapy that Integrates Parts)です。

TIP(Therapy that Integrates Parts)って?

TIPとは、解離性障害のためのセラピーです。とても簡単なタッピングを使用しながら、潜在意識の奥に隠れてしまったパートを呼び出し、癒しと気づきと統合をしていくセラピーとなります。

身体感覚の中に私たちは感情や記憶を保管している事があり、意識の私たちがいくら思考を使っても分からないこと、思い出せないこと、あるいは、たくさんの記憶がいくつもあることで、明確なイメージとして見せてもらえない事があります。

TIPでは、無理に引き出すということをしません。なぜなら、解離している状態というのは、辛い記憶から守るために起こしている症状なのですから、それは私たち自身を守る素晴らしい戦略でもあるわけです。

無理に引き出すということは、負荷をかけてさらに辛くするということにも繋がりかねませんので、私のカウンセリングでは、無理のない範囲でのセラピーしか行いません。

まずは、意識の自分を強くしていくということも必要だったりすることもあるので、そんな時は意識の自分を育てていくためのカウンセリングを通して、カウンセラーとの信頼関係を構築したり、心の基礎となる愛情を取り戻す心理療法を施術したりしながら、クライアントさんのペースで自己統合をしていくことが何より大切だと考えているからです。

TIPの素晴らしさは、意識上では感じていなかった感情やパートの存在に気づき、パートが持ってくれていた痛みや傷を癒すことが可能な点が、他のセラピーとは違う所です。

傷を癒すことに必要なのは、気づきです。まずは自分で自分の状態に気づくことだけでも、安心感や乱れてしまっている神経を落ち着かせてあげることができたりします。

そして、再乖離を防ぐために、パートの傷や痛みに寄り添い、共感し、これまで信じてきた辛い信念や価値感を書き換えてあげること、最後に安心感と居場所を作ってあげることを目指すセラピーになります。

丁寧に1つ1つの感情に寄り添い、気持ちや経験を理解し、頑張ってきたこと認めてあげる。
もう自分一人で抱え込まなくても大丈夫。と思い荷物を下ろしてあげること。
本当の欲求を一緒に探してあげること。

全てを丁寧に施術させていただきます。一人一人のお悩みに合わせて、質問や言葉掛けをさせて頂きますので、クライアントさんとカウンセラー共同で創っていく素晴らしいセラピーだと私は思っております。

最後に、私自身もこのセラピーに救われた当事者でもあります。
アダルトチルドレン・HSPがなぜ長い間苦痛や痛みと共に生きていたのかの答えが内在性解離という1つの答えだと考えています。

ずっとどのカウンセリングでも改善してくれなかった悩みが、PIBRセラピーで解決した時の感動は今でも私の人生の大きな経験となっています。

その経験を届けたい。苦しみや悩みが悪いものではないけど、長くあると辛いのもまた本当のことです。

辛さから解放される答えは、いつも意識できない私たちの中にあります。

あなたにお逢いできる事を心よりお待ちしております。

 


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