人の目が気になりすぎる

  • 人の目が気になりすぎて、自分らしく振舞えない
  • 人の目が気になって、言いたいことが言えない
  • 人の目が気になって、やりたいことが出来ない
  • 人の目が気になって、自分が分からない
  • 人の目が気になって、感情を感じられない

こんな悩みを抱えている人がいます。私も以前はそうでした。

今は人目は気にならないの?と聞かれれば、今も気になる。が本当ですが…以前ほど気にしなくなりました。

アダルトチルドレンの中には、幼少期親との関係が悪くなかったんだけどなぁ…と感じていらっしゃる方もいます。

それでも何だか生き辛い。自分らしく生きる事が出来ない。と悩まれている方がいるのも、また事実です。

では、なぜ親との関係が悪くなくても、アダルトチルドレンの傾向が出て来るのか…それは、「親と自分は別の存在だから」です。

どういうことかと言うと、親の価値観や感じ方と、あなたは同じ家で同じものを見たり聞いたり食べたりしていても、違うものを生まれた時から持っているのです。

親と自分の境界線

親との価値観や感じ方が合う子供はスムーズにいくと思いますが、違うと合わせなくてはいけない。
親が合わせてあげられるのが良いのかもしれませんが、
「そんなつもりではない。」ことで、親もあなたに価値観や感じ方を押し付けてしまう事があります。
そういうことが積み重なると、子供は「私の感じ方は間違っているんだ」と、自分不信になってしまいます。
この世に完璧な親なんてどこにも存在しない。だから、親が悪い。私が悪い。と犯人捜しをしても、生き辛さの解決にはならないのです。
この価値観を合わせて生きてきた素晴らしい生き抜く力を持った幼いあなたに敬意と感謝をし、新しい価値観を与えてあげらること。
「もう誰かの為に生きなくてもいいよ。」と教えてあげられると、あなたは自由になり、自分を輝かせることができますよね。
ここで、「親は私に合わせてくれなかった!親が子供の私に合わせるべきなのに!」という考えを持っていると、すごく生きづらくなります。

なぜなら…私はサトイモが大嫌いなんですね(笑)
それで、サトイモが悪い!あのネバネバした食感が悪い!あんなものがあるから悪い!と思って、サトイモ畑に行き「あなたが悪い!私はサトイモが嫌いなの!だからね!どうかどうか…ジャガイモに変わってくれない?」と毎日毎日祈り続け、文句を言い続け…憎み続ける。
でも、サトイモはそこに毎日変わらずある。
そんな私は疲弊し、祈りが足りないんだ!そうか!もっと伝わるように言わなかった私が悪いんだ!と、もっと祈るようになり、もっと文句をいう様になる。
でも、サトイモはここにある。
サトイモを変えられなかった自分が信じられず、自信を喪失し自分が大嫌いになる。

こんな状態になってしまいます。
サトイモが悪いのでも、サトイモが嫌いな事が悪いのでもありません。
ただ、「私はサトイモとは合わない」と認めてあげるだけで、その自分を許可してあげればよかった。
確かに子供の頃は環境を選ぶことが出来ないですよね。
だから、そんな中生きてきた自分に敬意を感謝をしてあげる事が大切です。
大人の自分はあの頃より、もっと自由を手にしていて、自分の在り方や生き方を選択することが可能です。
その自由な空気を吸える喜びを教えてあげることで、私は私、人は人と生きやすくなるのです。

人目を気にするもう一つの理由

そしてそれ以外の理由があります。それはHighly Sensitive Person(ハイリーセンシティブパーソン) HSPと言われる人たちです。
どういう特徴を持った人かというと、とても繊細な感受性を持った人の事をいいます。感受性が高い。感受性が敏感なひとです。
右脳がとても発達しているようで、色々なものを人一倍感じやすいです。

私もこの特徴を持っています。だから人が気づかないような変化にも敏感に感じ取り、集団行動がとても疲れてしまうということが今もあります。治るとか、治らない!とかを考えないことが大きな解決の助けになります。
私は、この特徴を活かして今の仕事に就いています。
以前は、人の微妙な変化を感じてしまい以前はとても疲れていました。おかげで人嫌いになったこともあります。

  • みんな心と言っている事がバラバラで疲れる…
  • みんな本音を話してくれない…
  • 私の事を今嫌だと思った…
  • この緊張した空気が辛い…
  • どうしてみんな仲良く出来ないんだろう…

そんなことを繊細に感じ取ってしまう。友達同士の会話でAさんがBさんに言った一言にBさんは笑顔だけど傷ついている。そんな言葉にしていない空気を読み取ってしまうんです。
以下はHSPの特徴を挙げてあります。

HSPの特徴

  • 感覚に強い刺激を受けると容易に圧倒されてしまう
  • 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づく
  • 他人の気分に左右されてしまう
  • 痛みにとても敏感(歯医者が怖いなど)
  • 忙しい日々が続くと、動けなくなり、ひきこもりたくなる
  • 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音など五感の刺激に圧倒されやすい
  • 豊かな想像力を持っていて、妄想にふけることが度々ある
  • 騒音が苦手である(集中できなくなったり、イラついたり、怖くなる)
  • 美術や音楽に深く感動する
  • とても良心的である
  • 些細な事でもびっくりする
  • 短期間にたくさんのことをしなければならない時、イラついたり、混乱してしまう
  • 人が何かで不快な思いをしている時、すぐに気づくことがある
  • 一度にたくさんのことを頼まれると混乱したりしてしまう
  • ミスをしたり、物を忘れたりしないように、とても気をつける(指摘されたり、怒られるのがとても怖い)
  • 暴力的な映画やテレビ番組は見たくない(サイコスリラー系の映画が苦手)
  • あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こると、不快になり、落ち着かなくなる
  • 生活に変化があると精神が安定せず混乱する
  • 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
  • 大きな音や雑然とした状況など強い刺激に悩まされる
  • 学校や仕事で、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
  • 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた。

 →HSPについてはこちらの記事も参考にしてみて下さい


HSPは、こんな特徴を持っていますから、当然とても人目が気になってしまうんです。
HSPは治らない…治らない。治ると考えてしまうと二次被害でとても辛くなりますが、自分の在り方と生き方…そして感情の豊かさを利用していくと上手く人と関われるようになります。
人一倍ネガティブを感じやすかったせいで、どこかでそんな自分をいけない。そんな自分は嫌われてしまうと感じた経験を持っていると、その感情を感じる事が怖くなり、その感情を感じない様に抑えて生きるようになってしまいます。
あるいは、感情が大きすぎてその波が乗り越えられないと感じた経験があると、その感情を怖がるようになってしまい感じる許可が出来なくなります。
(例)身近な人の死や別れ など…

私の娘の話ですが…ある日。寝ながらお話ししていたんです。それは、あるもの宝探し!というワークで、自分にあるものをどんどん言っていくだけのワークです。
「お家があるよね!あと空気も!それに…あっ!布団もある!」と娘は嬉しそうです。
「ママには子供たちがいる(ある)し、幸せもいっぱいあるよ~!」
「…    」
娘の声が消えました。鼻をすする音だけが聞こえてくる。
「どうした?」
「…    」
鳴き声を上げ私に抱き着いてきました。しばらく泣きじゃくる娘を抱きしめていると…
「あのね…私にはパパがない! パパの事を思い出したの…
でもね、それも悲しいけど…もっと怖いのが、ママもいつか私の前からいなくなるんじゃないか…って怖いことだよーーー!」
と泣き叫び始めました。

娘もHSPだと知っていましたから、パパを失った悲しみを消化しきれてないんだとも感じていました。
「うんうん。そうだね。そう思って当然だよ。もちろんママはいつまでも居るつもりだけど。もう、ママあっちいってよ!って鬱陶しいくらいにね(笑)
でも、信じられないのも当然だよね。そんな経験したら信じられなくなってしまうよね。だからね、信じなくていいよ。無理に大丈夫にしなくていいから!
パパが居ない事の悲しさを感じていいんだよ…」

何気なくゲーム感覚で始めたワークですが、思いがけず娘のトラウマに触れる事になり有難いことです。

娘は、信じたいのに信じられない怖さ。
と、失ったらどうしようという怖さを持っていました。

ここをもう一度感じる必要がある。感じても大丈夫だと安心する必要があるからです。

感じても大丈夫だと知ると、その感情から逃げなくなる。
感情から逃げると、うつ病になったり、依存症になったりします。

自分の感情を信じられない事で起きるので、自分の感情感じても大丈夫だとしてあげること、そして自分を知る事で人との境界線を無理なく引くことで、自分と人を守る事が出来るようになります。

先ほど、娘の例であげた通り、過去に感じた感情が大きすぎた経験が今の自分を生き辛くさせてしまっているのです。


自分らしく生きると周りも幸せになる

あなたが感じた感情はあなたの中で正しい感情です。そう感じた事を周りの人が間違っているなどと決められるはずがないのです。
「寂しい」と感じるポイントは人それぞれで良いですし、「嬉しい」と感じるポイントも人それぞれ違いますし、「楽しい」と感じる事も、「怒り」も「悲しみ」も…
考えてみれば、誰一人として同じ経験をしている人なんていない訳ですから、みんなそれぞれの感じ方や価値観が違っていて当たり前ですよね。
その違いが「私らしさ」なわけであり、同じ感じ方と価値観の人に出会えば、それがまた喜びになる。

こんなに多くの人がいて、みんな同じなわけない。
だから、みんな違ってみんないいんです。

「私らしく生きる事」で何故周りも幸せかと言うと、そんなイキイキしたあなたを見て「ああ!私も自分らしく生きていいんだ」と思ってくれる人が増える。

「私も私を表現していいんだ!」と思える人があなたの周りに広がっていく。

抑圧ではなく自由を生きることの喜びを感じる人が増える。

あなたがあなたで生きること。それが何より大切な事です。

代表カウンセラー 柳田 真見

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