こんにちは。心の陽のあたる場所 柳田 真見です。
自分が嫌い! こんな自分はいない方がいい。 自分を消してしまいたい。 自分がいない方がみんなが幸せだ!
自分にも世間や周りにもイライラしてしまう。そんな時の心理についてお話ししていきたいと思います。
「自分が嫌い!」そういう時はどんな時に感じる気持ちだと思いますか?
失敗してしまった時や、期待していたものと違っていた時など…
何か上手くいかなかったときに感じる感情ですよね。
私もいっぱい感じてきましたし、今でもそう感じる時があります。
どうして自分に怒りを向けてしまうのでしょうか?なんだか不思議ですね。
それはあなた自身がとても責任感のある人だからなのかも知れません。
怒りが自分に向く心
人の所為に出来ちゃう人は、意外と元気に過ごしています。私の友達にも「自分可愛いから…」と何か悪い事が起きると、自分の所為で…と考える事なく、意外と物事をシンプルに考える子がいます。
良い・悪いという話をしているのではありません。私がここで大切に思うのは、その「考え方の違い」です。
彼女の考え方を聴かせて頂いた事があります。
そしたら、「別に私もそうなると思ってやったわけじゃないし、やってみて上手くいかなかったんだから、次の方法を考えた方が早いじゃん。」
それで責められたりしたとき、自分が嫌になったりしない?と私が聞くと
「え!?なんで?だって私の所為じゃないし…人のせいにして怒りたい人は怒らせておけばいいじゃん。そんな過去の事をずっと責めている時間があるなら、どうするかの方がよっぽど生産性高いって…」
すごいな…私は真逆の考え方をしてしまうので驚きました。
いや…きっとそんな考え方を私は出来る日が来ると思えなかったのですが、そこからヒントがありました。
自分の所為にしてしまうのは、もしかしたら物事は「私」で決まる!と思っている事から起きるのかも知れません。
どういうことか…例えば人の機嫌は自分の言動によって変わる。私が人を不快にしているんだと思っていたら、目の前にいる人の機嫌や感情は「その人自身のもの」から、「自分が動かしている。」という事になってしまう。
ですが、よく考えると「可愛いね」という言葉で機嫌が良くなる人も不機嫌になる人もいるわけです。
Aさんは喜んでくれた言葉だけど、Bさんは怒った。
そうなると「可愛いね」と言ったあなたは変わらないのですから、各々の内面にある価値観なわけです。
流石に、内面まで理解することは出来ませんから、あなたには責任はないですよね。
先ずは頭で理解して下されば大丈夫です。
でも、きっとあなたはこう考えます。「どうしよう。怒らせてしまった…」
なんとかしなくては…と不安から焦りになり、必死になるのではないでしょうか。
ここには実はあなた自身が取り組む課題があります。
怒らせてしまった…怒らせてはいけないのは何故なのでしょうか?
私が不安になるから、私が不快になるから…私が悲しくなるから…など。
その気持ちを感じる事が苦手でしたよね。私も、よく分かります。
という事は、自分を嫌っている原因の大元は自分が感じる感情だと言う事だと思います。
私の不安も深いも悲しみも相手の怒り同様、「自分のもの」ですから、自分が引き受け面倒を見る必要があります。
自分が感じた感情は自分のものです。アドラー心理学のアルフレッド・アドラーは、感情はその人がそうしたい。と選択したから起こる反応だ。と言いました。
つまり、「可愛いね」で喜ぶ人と怒る人がいるのは、その人自身が選択した感情だというのです。
私もここに異論はありませんが、それだけではないと思っています。
それが自動思考と呼ばれるものです。
自動思考とは
自動思考というのは、過去の経験から思考よりも先に無意識と意識の間で起こる自動的な思考の事です。
例えば幼い頃に犬に追いかけられた経験があり、その時強い強い恐怖心を感じた場合。
犬を見ると「怖い」とまずあなたは感じる事でしょう。
犬=怖い これが自動思考です。
トラウマ体験は、特に脳の深くに入り込み、複雑になってしまっている場合もありますので、なかなかその思い込みを手放してはくれません。
そうなるとアドラーの言う、感情を選択するという事は難しくなりますよね。
整理して考えてみると、「怒られるという事が苦手」なのは自分の課題。「怒る」のは相手の課題。
怒られるのが苦手だと感じる自動思考がいつ作られたのか…そう考えてみると今までとは違った見方をする事が出来るかもしれません。
「怒られるのが苦手だと感じたのはいつからなんだろう…?」
小学生の頃、担任の先生が怒るのが怖かったなぁ…
でも、もっと前にも…あ。お父さんが怒るとお母さんが泣いていたな…あれはすごく嫌だったな。
だから、お父さんが怒りそうな雰囲気になるだけで私の心は恐怖で凍り付いてしまっていた。
仲良くして欲しかったのになぁ…お父さんが怒ると、お母さんが泣くと、どうしていいか分からなくてすごく不安になった。
どうにもできない自分がすごく無力に感じたし、どうにもしてあげられない自分が嫌だった。
人が怒る=怖い 人が怒る=どうにかしなくてはいけないんだ。 という自動思考のせいで起きてしまっていたのです。
つまり相手が怒っているのは私の課題だから、私がどうにかしないといけない。
だけど私は無力だからどうにもできない。私は最低な人間だ。と相手を怒らせてしまったという小さな出来事が、心の中では大きな問題へと変わってしまう。
なので、「怒る」という人の感情がとても怖くなってしまうのです。
この例のように過去の自分と向き合うと、色々答えを教えてくれる事があります。
子供は自分と人の境界線がとても薄いのです。お母さん・お父さんの問題は自分の問題になりやすいのです。
この例え話の方は、自分が何も出来なかった事に罪悪感を感じていて、その時の恐怖心で誰かが「怒る」という引き金により思い起こされ、自分を責めてしまう自動思考があるからなんですね。
なので、その頃感じた恐怖心や罪悪感を癒し、※課題の分離をする必要があります。
※課題の分離とは、問題や課題は自分の問題や課題なのか、それとも自分以外の問題や課題なのかを仕分けする事。
この思い込みがある事で、今後もあなたはあなた自身を責めてしまうのであれば、お父さんとお母さんのケンカはあなたが抱える問題ではないよ。小さな体で心で一生懸命だったんだね。もう大丈夫だよ。お父さんとお母さんに任せておこうね。と課題をその人に返すことが必要になります。
ここにHSPという敏感な気質をもつ人であれば、さらに色々な情報を取り込んでいて、さらに複雑な状態になってしまう事があります。
こちらの記事をご参照下さい
→※HSPとは
敏感さは、目には見えない情報を沢山収集してしまう事があり、そのせいでトラウマをつくりやすくなってしまったり、自分を責めやすくなってしまう事がありますが、一つ一つ丁寧に根気よくご自身を大切する方法を学んでいけば、生きやすくなっていきます。
例えば、HSPの人でよくあるのが「お母さんはお父さんの事でうんざりしていて、それなのに私がいるせいで離婚する事も出来なかった」というように、お母さんに実際に言われたわけではない深層心理を見抜いてしまっている事があり、それが苦しみになる事があるのです。
お母さんが離婚できないのは、その方のせいではありません、お母さんは大人ですから、自分の人生を選択する事が出来ます。でも、優しい心を持ったHSPさんたちは、お母さんの苦しみを軽くしてあげたかったのでしょう。
そうして、自分を嫌い自分の存在を認める事が出来なくなってしまう事があるのですね。
苦しいです。全く責任のない子供のあなたは自分がいなくなれば幸せだと思わなくてはいけなかった事が、とても悲しくて、辛いですね。
大好きなお母さんを守ろうとした力を、今度はご自身に使ってあげて欲しい…
そのためには、先ずは自分は悪くなかったんだと知る必要があります。
課題の分離・そして、その当時の自分の状況を客観的な視点でみてあげて欲しいのです。
あなたは幼くて純粋にお母さん・お父さんの事がただ大好きで、ご両親の何か役に立ってあげたい。と願った愛にあふれた存在でしたよ。
人と自分と違う価値観を持っているのにどうやって調整していくのか…
現代人はコミュニケーションがとても複雑です。ですが、私は根っからの悪人は一人もいないと信じています。
みんな何かに傷ついていて、それを守るのに忙しい。だからコミュニケーションで傷つくことが多くあると思いますが、何よりも先ずは、自分を大切に愛してあげる事だと思います。
「自分を愛する」が分からない人は、自分を先ずは感じる事をしてあげることが良いかと思います。
「今どう感じた?」「どんな気持ちかな?」これが分からない人もいらっしゃることでしょう。
そんな時は私も良く使う方法をご紹介します。
「どんな体の感覚かな?」と自分の体の感覚に意識を向けてあげるのです。
今の場所に居てどんな体の感覚かな?
胸がザワザワしているね…
なんのジャッジも入れることなく、自分をただ感じる練習を重ねていく事で、自分と繋がる事が出来るようになります。
自分と繋がれないと人とも繋がりにくい。だって、自分とのコミュニケーションは人にもでてきますものね。自分に優しい人は人にも優しい。自分に厳しい人は人にも厳しい。
どれが、良い・悪いという話ではありませんよ。それが「自分らしさ」であり、「在り方」になります。
あなた自身があなた自身を感じて、出来れば認めてあげて、信じてあげられたら、人も認めやすくなるものです。
まとめ
- 自分を嫌ってしまうのは、物事は「自分の所為だ」という思い込みが追い詰めてしまう。
- 自分の課題・相手の課題を分けて考える。
- 自動思考の中にあるトラウマを癒してあげる。
- 自分とつながる事で自分を愛せるようになっていく。
自分に優しくして大丈夫。だって鬼コーチよりも一流コーチに褒められた方が、何でも上達は早くなりますものね。自分の味方をするのは、実は自分に厳しくするよりも何倍も生きやすさと願望達成には早い道です。
私はいつも思います。みんな違います。生きてきた経験も大切にしている信念も、それをお互いが認め合えたら、みんなが自分を好きになるのではないか…と。でもね。それにはまずは自分が自分を認めて愛せる事が必要だと思うんです。
どうしても好きになれない自分が1つや2つあっても大丈夫。でもそんな好きになれない自分にも「好きじゃなくていいよ。」と認めてあげて欲しいな…と思います。
自分を知りたいと願う人。過去のトラウマを癒したいと願う人。生きづらさを解消したい人。
そんな方のお力になりたいです。カウンセリングでは75%くらい自分を知る事が出来ます。
え??75%は低いな…と思われた方もいらっしゃると思いますが、自分一人で解決しようとすると40%くらいだと思います。半分も自分が分からない。
残りの25%はなに??潜在意識です。潜在意識が全ての答えを持っていて、必要な時・ベストなタイミングであなたに気付かせてくれます。本当の事を言えば、この潜在意識は100%自分らしさを気付かせてくれる存在です。つまりご自身なんですね。潜在意識が気付きをNO!という時もあります。それはまだ必要ではありません。というあなた自身を守ろうとする力ですので、誰も逆らう事が出来ません。
潜在意識は、あなたを大切に愛し守っている存在です。
今、もし分からない事があっても、「今は、それで大丈夫だね!」と信じてあげられたら素晴らしいですね。
カウンセラーはあなたが「自分に気付ける」ようにする引き出し役ですから、100%では残念ながらありませんが、心を込めて生きやすくなるための方法を一緒に探しています。
私のカウンセリングにお越し下さった多くの人が、「自分に気付き」「自分を大切にする方法」を一緒に探し、見つけ、自分らしさを取り戻しご自身の人生を歩いております。
あなたにも「私は私です!」そんな風に言える日が来ます!!
自分を信じて、自分を認め受け容れながら生きていけるような人生を体験して頂けるように、素敵な自分探しと自分発見の宝探しのようなカウンセリングをご用意してお待ちしております。
それでは、あなたにお逢いできることを心よりお待ちしております。
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