他人の評価が気になってしまう―アダルトチルドレンの心理ー

他人の言葉で自分の在り方が左右されてしまう

人の顔色ばかり気にしてしまったり、人の評価ばかり気にしてしまって、自分に自信が持てないと人間関係で疲れてしまいますよね。
自分はこうしたいと思っても、人から否定的な言葉や態度をされるのが怖くて出来なかったり、意見を言えなかったり、皆の意見に合わせてばかりだとストレスが溜まって生き辛さを感じやすくなります。
軽侮されてしまったり、利用されてしまったりして傷ついてしまう事すらあると思います。

どうしてそんな状態になってしまうのか不思議に思いませんか?

人の顔色を伺う様になったのはいつからでしょうか?
誰の顔色を伺う様になったのが始まりでしたか?

きっと多くの方はかなり昔からあったり、幼少期から合ったと答えられる方が多いのではないでしょうか?

親との関係やイジメにあった事などがきっかけで…人間関係において安心感を感じられなくなってしまったような事が起きたことがあるのではないかと思います。
そういう出来事があると、人間不信になってしまい「受け入れて貰えない」「ありのままの自分では愛されない」という価値観が出来上がってしまいます。

自分に対しても不信になってしまっているので、「嫌われるんじゃないか」と恐れるようになってしまうのです。

自分軸と他人軸の違い

人からよく思われたいと考えている時、自分と相手のどちらの目線から自分を見ているでしょうか?
自分がどう見られるのか?と他人の目線から自分を測っていませんか?これが他人軸です。
他人がどう思うか、どう感じるか、どう見えるか、どう考えるかで自分の在り方を決めてしまう状態です。
なので、もし少しでも人に「それは違うと思うよ」と言われると自信がなくなり自分を変えなくてはいけない状態になってしまい。とても生き辛いです。

他人軸の全てが悪いわけではありません。他人軸と自分軸のバランスの悪さが生き辛さの原因になるのです。

人の気持ちが汲めない人は自分軸に偏り過ぎてしまっている人ですし、自分の気持ちを汲んであげられない人は他人軸に偏り過ぎてしまっているからです。

よく恋愛の相談にいらっしゃる方の中に「私は恋人に言いすぎたり束縛し過ぎて嫌われてしまうんです」という方がいらっしゃいます。
こういう方のお話を聴いていると、「他人にはそういう一面が出ない」とおっしゃる方が多いのが特徴です。

実はその場合も、他人軸を普段使いすぎてしまい…人の気持ちばかりを汲んでしまい自分の気持ちを蔑ろにしてしまっている事が原因で恋人に対して大きな自分軸の傾きが表れてしまうのです。

良い子の自分を演じるのは他人からどう見られるかという他人軸で測った自分で自分の在り方を決定するしかなかったからです。
良い子はとても疲れます。いつも他人を幸せにすることばかりを考えなければいけないですから、沢山自分の本音を押し殺している状態です。
その押し殺した自分は、必ずどこかでバランスを取ろうとしてきますから、恋人に自分が押し殺した分の苦しさがでてしまい辛い状態になってしまうのです。

この状態では、どうやってもバランスは保てないので、調整する必要がありますね。

そこで先ほど質問した
人の顔色を伺う様になったのはいつからでしょうか?
誰の顔色を伺う様になったのが始まりでしたか?
に繋がります。

幼い頃からの心の癖と抑え込んだ願望の達成

質問で出てきた答えに隠されているのは、この頃からこの人に対して本音や本心を話したり表現する事が出来なくて、いつもこの人の考え方や価値観に沿って生きる選択をしなければいけなかった事で、現在のあなたの信念や価値観は「他人の望む自分でいなければ生きていけない(価値がない)」となってしまっている事です。

お母さんが厳しい人でお母さんの良い子でいなければいけなかった。言う事を聞かなくてはいけなかった。
お母さんがとても大変そうだったから、私が困らせてはいけなかった。助けてあげなくてはいけなかった。

こんな幼少期の母親への印象がある方は、他人からの評価を気にし過ぎてしまうようになってしまって当然ですよね。

アダルトチルドレンが他人の評価を気にし過ぎてしまうのには、こんな幼少期の我慢が原因になっているからなのです。
ここにHSP(ハイリ―・センシティブ・パーソン)が加わると、人の微妙な変化や家の雰囲気を読み取り、自分の事を後回しにしてしまう事が起きます。
そうなると、もう自分の気持ちを優先に出来るなんてことはなくなり、いつも無意識で相手の気持ちを汲み取ることが起きてしまい、さらには人の苦しみや痛みが自分の苦しみや痛みになるので、自分を優先させたり、周りの状況を気にしないでいる事の方が難しくなります。
HSPに必要なのは、自分の感覚と人の感覚の違いを知る事です。
もちろん無意識におきていたことですから、あなた自身がどうコントロールしたらいいのか分からない事もあると思います。そんな時は、ゆっくりと深呼吸をして自分の体の感覚に意識を向けてみてあげるだけでも、大きな気づきがあるときがあります。
我慢している時、体中の力が入り顔は笑顔でも胸が痛んでいたり、ざわざわとした感覚があったり、リラックスしている時とは全然違う感覚を感じる事が出来ます。
「今、私は人の為に自分を抑え込んでいるな…」こんな風に気づいてあげることが出来るだけでも、大きな一歩になります。

幼い頃から身についてしまった癖は、このように意識を向ける事で変える事ができるのです。

 

 

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