自己愛や自己価値が低いと不幸になる?

自己愛や自己価値が何故大切なの?

どうして自分への愛がとても大切になるのでしょうか?

「自分の世界は自分で作っている」といろいろな本に書いてありますし、シェークスピアも「世の中には幸福も不幸もない。ただ、考え方でどうにでもなるのだ。」と言っていますよね。
同じ毎日を送っていても、自己愛があるかないかで全然違うものを感じると言っているのですが、自己愛のない人は、自分の世界を「私なんかを愛する人はどこにもいない」という価値観で世界で見ています。

「ロマンティックじゃない?」という映画があります。2019年2月にアメリカで公開された映画で、レベル・ウィルソン主演の映画です。
この主人公のナタリーは幼い頃にラブストーリーのヒロインに憧れますが、見事に母親の言葉によって憧れを砕かれてしまいます。そこから「自分なんて…」と生きていくのですが、主人公は自己愛がないことで沢山の事に気付かずに過ごしてしまいます。
愛されている事に気付けなかったり、キャリアを自分で諦めてしまっていたり…
「こんな自分なんかに出来るはずがない」という自分を信じられない気持ちだったり、親や世間の価値観だったりが入り込んで、自分らしく生きる事が出来ない主人公があるきっかけで、パラレルワールドにいき、そこで全く今の自分とは違う潜在意識で憧れていた生活をする事で、本当の自分らしさを取り戻す。という話です。
とても面白い映画ですので、ご興味のある方はご覧になってみて下さい。

この映画の主人公は母親のある言葉で「自分なんてダメなんだ。」と思い込んでしまうのですが…実はそれこそが全ての人生を上手くいかなくさせてしまう原因になってしまっているのです。
詳しいセリフは映画を見る方の楽しみを奪いたくないので言えませんが、とても否定的な言葉です。

私たちの心の中にも親や世間に貰った沢山の価値観や思い込みが入っています。
たとえば「苦労しないと幸せになれない」とか「男は人前で泣くものではない」とか、「女は料理が出来るべきだ」とか…本当にそうでしょうか?

苦労を知らなくても幸せになる事は出来ますし、料理をしない女の人でも幸せな女性はいますよね。男性でも人前で泣いて自分の気持ちを表してくれることで、感動する事もあります。

どれが正しさでどれが間違いか。それを判断したのは結局は「誰か」です。

自分の中に裁く気持ちや批判や否定する声は、本当にあなたの声でしょうか?
あなたのやりたいことをしようとして、自分を否定的にしてしまう事があるのではないでしょうか?
不思議に思いませんか?自分でその時のベストを選択したのに未来のあなたは過去のあなたを責めてしまう。
その時の最善の答えで、あなたはその選択を取った、それは現在のあなたにとっては不都合な結果だったのでしょうけど、傷付いているあなたを味方してあげる事も出来るのに、どうしていつもいつも否定的な言葉で自分を責めてしまうのでしょうか?

その原因は、この主人公のように打ち砕かれるような否定的な言葉があったのかもしれないし、もしかしたら態度や非言語のメッセージだったのかもしれません。

そして、この過去の否定的な自分へのメッセージのせいで、全ての人生に悪影響を及ぼしていると言っても過言ではないくらい大きな生き辛さと行き詰まりになるのです。

 

自分を愛せないと幸せになれない!?

 

実は全ては自己愛の基礎の上に成り立っています。

自分を愛せない人は人を愛せない…だけではなく、人にも愛されないのです。
何故なら、自分を愛せない人は愛され方を知りません。嫌な事を突き返す自信という強さがありません。そうすると人に利用されたり傷つけられたりする事が増えてしまうのです。
そして、恋愛パターンと金銭的な感覚は深いところでとても良く似たパターンがあります。

恋人に対する気持ちとお金に対する気持ちは同じ気持ちを持っていたりします。
恋人に対して、損得勘定で付き合う方は金銭感覚も同じですし、恋愛クラッシャーと呼ばれる方たちもお金に対して破壊的な感情を持っていたりします。見捨てられ不安を抱えている人は、お金もいつかなくなるのではないかと不安を抱えています。
そして仕事に関しても同じで、自分を愛して信じられない人は当然チャンスが来てもそれを掴む事が出来なくなってしまうのです。

「私なんて・・・」
「私なんか・・・」
「私を必要としてくれるはずがない」
「私よりも他の人の方がいいに決まっている」
「私なんかでは申し訳ない」

こういった気持ちがあると幸福になれるチャンスが来ても掴むことができませんよね。
ですから、自分を愛する気持ちがとても大切になります。

 

自己愛とはなにか?

自己愛ってなんでしょうか?自分を信じるって具体的にどういう自分を信じればいいのでしょう?

私は絶対に上手くいく!って信じる気持ちでしょか?

自己愛があっても上手くいかない事は当然あります。傷付きますし傷つけば痛いです。泣いたり悲しんだりもします。このネガティブな感情を感じる恐れを抱えていると、チャレンジするという前向きさをあなたから奪ってしまうのです。

ちょっと嬉しくないですが…ここで失敗した時の自分をイメージしてみましょう。

人になんて言われるイメージをしましたか?

実はそれ…あなたがあなた自身にかけている言葉です。あなた自身が自分に対して失敗した時に掛けてしまいますし、もっと悪いことに失敗する前から掛けていて、あなたが自分らしく生きる事を精一杯引き留めています。

それが、親や世間の常識という心の縛りです。
考えてみると、偉人と呼ばれる全ての人は常識外れです。テレビに映っている人たちは普通と違う事をするから人を惹きつける訳ですよね。

アインシュタインは「常識とは18歳までに身に付けた偏見のコレクションだ」と言いました。

失敗したら笑われるよ!
どうせ出来ないよ!と思われてる。
人に妬まれて嫌われるよ!

大丈夫です!もし、本当にそうなったら傷ついていいし悲しんでいいんです。
でも、あなただけは周りの人と一緒になって攻撃しないであげてください。

実は、自分を傷つけられるのはこの世でたった一人しかいないのです。
もうわかりますよね…

そうです。あなた以外の人にあなたを本当には傷つける事は出来ない。

いつもあなたはあなたの味方をしてあげる。一緒に自分の感じる素直な感情に心から寄り添ってあげる。
それが自己愛なのです。

傷付いたあなたを素直に感じてあげられる。その心に寄り添ってあげられる。強がらせないで大丈夫じゃない時に「大丈夫!」って言わないで一緒に泣いたり、嬉しいときに素直に「やったーー!」って喜んであげられる。クールを気取ったりしないで、自分の気持ちを素直に感じてあげられることで、あなたは自分をありのまま好きになっていけます。

どんな感情を我慢してきたのでしょうか?
どんな感情を感じる事を怖れたのでしょうか?
あなたの気持ちを素直に表現できないのはどんな価値観からですか?

私がしているカウンセリングでは、先ずはカウンセリングでそういった抑圧された感情を見つけ、心理療法で価値観や思い込みを完全に書き換えていく事が可能です。

あなたらしく輝いて自分を表現する喜びを感じて生きていけたら素敵ですよね!

代表カウンセラー 柳田 真見

お電話でのお問い合わせは 055-288-0948